お客はお金を使いたい

  移動空間 中野智行 SPECIAL
中野智行 SPECIAL

移動空間コンサルティング

株式会社 移動空間研究所 代表取締役 中野智行

金融業界で10年以上活躍、お金に関する知識や富裕層の思考回路に精通。縁があってタクシー業界に携わる中で、この異業種に対する違和感と、一方で組み合わせの大きなチャンスを発見。移動や運搬のビジネスモデルに、金融的発想と富裕層をつかむビジネス展開をすることで、タクシー業界にあっても年収3千万円を突破させることができる独自方式を開発。周囲のタクシー関係者から「売り上げる方法が一変した」「働き方が180度変わった」「利益が大きくでるようになった」など、評価が高く、日本のタクシー業界を一新するべく、専門コンサルタントになることを決意。鋭意活動中。


日銀は2%の物価上昇を今回も先送りとなりました。

このように国が景気を何とか盛り上げてくれる。 

ということを期待していてはいつまでたっても自社のビジネスは発展しません。

景気が良くても悪くても利益を出すのが経営者としての使命なのです。

お客は欲しいものにはお金を使うのです。

欲しいものがないからお金を使わないだけです。

これは企業努力以外の何者でもありません。

デフレマインドと言う言葉がすっかり世間に浸透していますが、

その言葉に踊らされてどこもみんな悪いんだから仕方がないと諦めるのか?

それでは世の中の表面だけしか見ていません。

そんな中でも成長している企業、儲かっている企業はあるのです。

儲かると言う事はお客から支持されている。

選ばれているという事です。

それだけ知恵を絞りお客満足を上げるモノやサービスを作り出していると言うことなのです。

その結果がお金と言う形で会社に還ってきているのです。

タクシー業界は平成元年の輸送人員33億人をピークに右肩下がりで、現在は155700万になりました。

ところが国民の金融資産は平成元年800兆円から現在では、1800兆円になっております。

お金はあるのです。

使うところがないのです。

商売と言うものは、人が相手であると言うことを忘れてはいけません。

自分がお店でモノを購入するときでも不愛想な所や、気分が悪くなるお店、飲食店なのに汚いお店に何度も行きたいと思いますか?

取引先でもそうですが、自分のことしか考えてない会社。

そういったところとはどんなに他と比べて安くても取引したいと思いますか?

今は、同じようなモノやサービスを提供している会社はいくらでもあるのですからお客は黙ってそちらにいきます。

これは不特定多数のお客を相手にするタクシーでは致命的といえます。

お客は選べないから仕方なく我慢して乗るが、そんなことをいつまで続けるのか?

いえそんなことを続けていけるわけがないのです。

続けていけると思っている事自体が問題なのです。

そんなビジネスでは繁栄を続けていく事は困難です。

お客からすれば安心安全と言うのは当たり前のことです。

不愛想な運転手などは論外です。

人の心がわからないとモノやサービスは売れません。

お客はお金を使いたいのです。

でも使わせてくれないのです。

必要だからお金を使うのか?

いえ違います。

必要な事は安く済ませたい、極力使いたくないのです。

欲しいから買うのです。

あなたの会社ではどうしたらお客が集まるか?

お客が喜ぶか、欲しいと思わせることが出来るか?

これを考えていますか?

これからは、回転率を上げるという考え方よりも1台当たり単価を上げる、要するに1台の売り上げを高収益にするやり方。

ということが有効的になります。

今のビジネスを通じて社会に対し何を提供したいのかを、今一度考えてみてはいかがでしょうか?

そこからまた新たなビジネスと言うのは生まれます。

それがどこを目指せばいいのかというのがはっきりとしてくるはずです。

ただし1つ大事な事はビジネスとはボランティアではないと言うことです。

この事は非常に大事なことです。

お客のニーズ、需要を満たすことばかり考えていて、実際の事業として、しっかりとお金が入る仕組みができていなければ単なるボランティアになってしまいます。

これでは会社は存続することができません。

お客は確かに大事ですが、間違ってはいけないのは、会社は利益を上げなければいけないと言うことです。

どういうことか、お客は欲しいから買うのです。

それを安いから良いと言う考えは間違いなのです。

そのことに気づかないと、また人の心がわからないといつまでたっても会社が儲かる仕組みと言うのはできません。

デフレマインドという言葉に騙されてはいけないのです。

経済が滞ってしまうのは、賃金が上がらない原因は安くて便利なモノばかりを企業が追い求めてしまっているからです。

お客はお金を使いたいのです。

それに応える会社は、お客から絶大な支持を受けるのです。

これからの選ばれるタクシー会社とは人の心がわかるサービスを提供している会社のことを言うのではないのでしょうか。

 


移動空間ビジネスの視点
中野智行

移動空間コンサルティング

株式会社 移動空間研究所代表取締役

中野智行

執筆者のWebサイトはこちら https://www.movslab.jp/

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