医療機関として認知されるための試み

  クリニック会員制 笹島隆博 SPECIAL
笹島隆博 SPECIAL

クリニック会員制コンサルティング

株式会社 ビジネスプランテーション 代表取締役 笹島隆博

クリニック専門のコンサルタント。これまでの、「病気の治療にだけ焦点を当てたクリニック運営」だけでは疲弊してしまう。院長の想いを実現し、患者さんに喜ばれる豊かなクリニック経営を実現する、独自の会員制の築き方を指導する。


nurse&dr 厚生労働省が平成19年に調査した人口一人当たり国民医療費をみると、65歳未満は15万7900円、65歳以上は66万6300円でした。

その内訳をみると「65歳未満の国民」に対して「65歳以上の国民」が使う医療費が4倍近いことが分かります。

 これはどういうことかといいますと、日本国内に住む殆どの国民は健康に生活しているため、普段の生活のなかで医療機関を利用する機会が少ないことを意味しています。さらに介護保険適用者をみると、実際は65歳以上の人口の20%弱に過ぎません。

そこで考えなければならない問題がここにあります。あなたが経営する診療所や病院が、どんなに有名な医療機関だとしても、健康な人にとってはまったく「知られていない」存在であるということなのです。

何故なら人は病気になって初めて、医療機関を探すものであり、その時、はじめて地域にどのような病院があるのかを知るからなのです。

 そこで考えるべきポイントは「知られていないこと」を前提に、どのような宣伝や広報活動をすればいいのかということなのです。

 保険診療のみを扱う診療所を例に考えると、これまでの広告というものは、入居するビルの看板に始まり、診療所前の路上に置く立て看板、駅のホームなどの看板、電柱の看板、電話帳の広告などが主流でした。

そんな中で、最近では多くのクリニックが自分のホームページを作るようになって来ました。

しかしながら、現実は全国の10万件を超える一般診療所、7万件を超える歯科診療所の半分以上がまともにホームページすら持っていない、作ろうともしていないのが実情です。これから先、間違いなく、持つ者と持たざる者との間に、売上・患者数、共に差がつくことは間違いないと思います。

 ところで、ホームページ以外の部分での広報活動という点で考えると、意外なところに見落している、ネットーワーク集客の妙案が隠れています。それが町内会、老人会、子供会などを運営する「自治会」へのアプローチです。

自治会とは、実は日本独特の地域住民によって組織される親睦会、または地域のまちづくりの自主運営を促進する集会・会合を行う任意団体です。

まさに地域住民との接点を作るにはうってつけの場なのですが、以外にもこの交流の輪に院長先生が入っている診療所が少ないのが現状です。

自治会のメンバーの一人として、その運営のお手伝いをしながら、地域住民の方々との親睦関係を築き、機会を見て、病気予防に関するさまざまな勉強会を無償で開催するなどして、地域での認知度を確実にあげていけば、自然な形の集客活動ができることは、間違いのない事実といってもで過言ではないでしょう。

 さて、こうした草の根運動を行って存在が認知されるようになったとしても、あなたのクリニックが地域住民の方に通いやすい仕組みを提供しなければ、実際に通っていただくところには至らないのが現実です。

 さてさて、ここまで集客方法を工夫したとしても、意外なところに盲点があります。
それが受付の対応です。

仏作って魂入れず、ということわざがありますが、様々な仕掛けと作っても、どんなに素晴らしいサービスを思いついても、利用者が初めに接触する受付の対応が悪ければ、最悪の第一印象を与えてしまいかねません。それ故、集客の設計は、外部と内部の準備が必要であることを忘れてはいけないのです

さてあなたの医院では、地域に根差す活動と内部準備を同時に進めていますか?


【クリニック専門コラム】これからの会員制手法の視点
笹島隆博

クリニック会員制コンサルティング

株式会社 ビジネスプランテーション代表取締役

笹島隆博

執筆者のWebサイトはこちら http://biz-plan.co.jp/index.html

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