タクシービジネスに新たな仕掛けをつくることができるか?

  移動空間 中野智行 SPECIAL
中野智行 SPECIAL

移動空間コンサルティング

株式会社 移動空間研究所 代表取締役 中野智行

金融業界で10年以上活躍、お金に関する知識や富裕層の思考回路に精通。縁があってタクシー業界に携わる中で、この異業種に対する違和感と、一方で組み合わせの大きなチャンスを発見。移動や運搬のビジネスモデルに、金融的発想と富裕層をつかむビジネス展開をすることで、タクシー業界にあっても年収3千万円を突破させることができる独自方式を開発。周囲のタクシー関係者から「売り上げる方法が一変した」「働き方が180度変わった」「利益が大きくでるようになった」など、評価が高く、日本のタクシー業界を一新するべく、専門コンサルタントになることを決意。鋭意活動中。


会員制や継続のサービスというのは、色々とありますが、携帯なんかでも私たちはまるでそれが当然のことのように毎月、定額料金を支払い続けているのです。

私も先日、映画の見放題サービスが1か月無料という事で、利用した所、結局1か月後に解約を忘れて、継続しています。

それで思い出したのが、昔、会員制のフィットネスジムに通っていて、最初は定期的に行くようにはしていたのですが、その内、仕事も忙しくて中々行けなくなり、それでもいずれ行くだろうと解約せずにいたら会費だけは、しっかり引き落とされていて、結局半年以上一度も行く事は、ありませんでした。

この会員制とかポイントサービスは消費者にとっては縛りのようなもので、この甘い罠につい踊らされてしまいます。

良く考えればそれだけ利用をしているのか疑問が生じます。

結構無駄な事にお金を払っていることも多いのです。

今では当たり前でどこの会社もこの様なサービスを取り入れているところは増えております。

会社に取っては、安定収益源となる戦略です。

しかしその裏では巧妙に仕掛けが練られているという事です。

タクシービジネスではそんなことは、無理だろうという考えが当たり前かもしれません。

ところが皆がそのように考えているのであれば、逆にそれを行うことが出来れば、非常にチャンスではないでしょうか?

タクシー業界では、これまで台数が多い会社が市場占有率を占めていました。

ところが今のビジネスモデル、ウーバーでは、車両を1台も保有していません。

それでも世界をこれだけ騒がせて、業績も伸びているのです。

他の業界でも宿泊施設提供会社エアビーアンドビーは、不動産を一切所有していませんが世界でも注目されて非常に伸びている会社です。

これまで当たり前と思われていたことが今の世の中では大きく変わりつつあるのです。

ようするに常にどのような戦略が良いかと考えて実践している人達がこの変化の早い世の中で、うまく立ち回っているという事です。

どのような戦略を立てるか?

常識に捉われた戦略や誰もが簡単にできる事に果たしてこの先の未来はあるのでしょうか?

良く考えて見る必要があるのではないでしょうか?

そもそもウーバーはなぜこれだけ短期間に成長できたのでしょうか?

しかも車両は1台も保有をしている訳ではなく、これまでタクシー事業の経験があったわけでもありません。

それが設立からわずか6年で評価額500億ドル(約6兆円)を超える会社に成長したのです。

このビジネスモデルは本当に画期的です。

これまでタクシー会社は何台も車両を持ち毎月の経費というものが掛かっておりました。

ところがこのウーバーでは車両と言うものを一切持たずに運営ができるのです。

という事は毎月のランニングコストがかからずに収益を上げることができるわけです。

それはシステムを使うことで、できるからです。

これまでは毎月、車両や駐車場代と固定費がかかっていたものが、車両がないと言う事はその固定費が一切無い状態でそれでもしっかりと収益は入ってくるという仕組みなのです。

これまでの概念の車両を何台も持って固定費をかけてタクシー会社を運営していくと言うような常識が完全に覆されたのです。

非常識な発想からこのビジネスは始まっているのです。

今、タクシービジネスにおいては、流しや駅のつけ待ちなどの営業スタイルで常に新しいお客を捕まえる事です。

しかもお客を選ぶこともこちらが選ばれることもないのです。

常に一見さんを獲得し続ける会社と継続的な顧客を掴む会社ではどちらが良いでしょうか?

これからのタクシービジネスを考えて行く上での課題としては、沢山ありますが、やり方次第ではまだまだチャンスはあるのです。

頭から否定的では柔軟な発想は生まれません。

そして行動を起こさなければ絵に描いた餅です。

結局は、陳腐なアイデアと思っているものでも先に行動をした人が勝つのです。

ご自身のビジネスでこれからどのようなビジネスが展開できるかを良く考えてみてはいかがでしょうか?

 


移動空間ビジネスの視点
中野智行

移動空間コンサルティング

株式会社 移動空間研究所代表取締役

中野智行

執筆者のWebサイトはこちら https://www.movslab.jp/

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