事業の柱はひとつで大丈夫?

  移動空間 中野智行 SPECIAL
中野智行 SPECIAL

移動空間コンサルティング

株式会社 移動空間研究所 代表取締役 中野智行

金融業界で10年以上活躍、お金に関する知識や富裕層の思考回路に精通。縁があってタクシー業界に携わる中で、この異業種に対する違和感と、一方で組み合わせの大きなチャンスを発見。移動や運搬のビジネスモデルに、金融的発想と富裕層をつかむビジネス展開をすることで、タクシー業界にあっても年収3千万円を突破させることができる独自方式を開発。周囲のタクシー関係者から「売り上げる方法が一変した」「働き方が180度変わった」「利益が大きくでるようになった」など、評価が高く、日本のタクシー業界を一新するべく、専門コンサルタントになることを決意。鋭意活動中。


今の世の中は何が起こるかわからないです。

最近の異常気象にしてもそうですが、世界をみてもミサイルが空を飛んでいるのですからあらゆることを想定して事業を行っていかなければならないのではないでしょうか?

最近では、上場企業での不祥事が度々、世間を騒がせておりますが、先日、上場企業に勤める友達と食事をする機会があり色々と興味深い話を伺いました。

一部上場企業でTVのCMも洗練されていて、傍から見ると、とてもスマートに見えます。

ところが話を聞くと非常に泥臭い営業を行っていたりして、想像とは違うということを強く感じました。

水面に浮かぶ白鳥のように一見優雅に見えますが、水中の中では、必死に足をバタバタさせて進んでいるそんなイメージです。

成長している企業は表面的にはわからないですが、コツコツと泥臭いことをやりながら、見えない所で必死に努力をしています。

良い商品、良いサービスだから売れるのか?

果たして本当にそうでしょうか?

成功している企業になぜ成功したのかと伺うと、マンパワーで成長してきた。

お客様を大切にしたからだ。

などという答えが返ってきます。

確かにそうかもしれませんが、非常に断片的といえます。

これは真っ暗闇の中で、象を触り、ある人は、それをまるでざらざらとした壁の様だといい。またある人は、長いホースのようなものだと言う。

勿論、どれも正解ですが、これは全て断片的で、全体をみていません。

ようするに本質がわからないという事になるのです。

どういうことか、自社にとって何が正解かはその当事者にしかわからないし、答えは自分が握っているという事です。

外に答えを求めていても見つからないのです。

それぞれの会社の強みも違うし、環境も違う。

まず大事なことは、己を知ることです。

孫子の兵法にも「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。

これからのタクシービジネスにおいて大事なことは何か?

自社の独自性を発揮する事ではないでしょうか?

誰もが失敗を恐れます。

失敗を恐れるがあまりに行動を起こせないのです。

でもそれが本来の可能性を狭めてしまうことではないでしょうか?

タクシービジネスとは本来、こうあるべきだ!!

ということに捉われていたらいつになってもそこから抜け出せない。

ようするに皆一緒、何も変わらないのです。

今の世の中、何が起こるかわかりません。

事業の収益の柱がひとつで安泰といえるでしょうか?

やみくもに多角化をするのではなく今の収益があるうちに次の打ち手。

収益源を作り上げることが会社の成長には必要なことなのです。

タクシービジネスのこれまでの戦略は台数を増やし、市場占有率を高めるというやり方でした。

それは大手が非常に有利ともいえる戦略です。

では今後のタクシービジネスもその考え方、戦略が通じるのでしょうか?

それは既に海外でウーバーがタクシーの車両を1台も持たずにここまで市場シェアを伸ばしていることから証明されました。

戦略次第では大手でなくともチャンスはあるという事です。

これまでの歴史においても恐竜が絶滅したあと君臨することになったのは小さな哺乳類です。

勿論、何の策も練らずに一生懸命やっていれば、何とかなるという訳にはいかないでしょう。

今は、良い商品、良いサービスを提供する会社が沢山ある訳ですから、その中でしのぎを削り勝負していくのにありきたりなものにお客さんは満足できるでしょうか?

常識にとらわれない発想をして独自性に磨きをかけていく事が新たなタクシー戦略になるのです。

 


移動空間ビジネスの視点
中野智行

移動空間コンサルティング

株式会社 移動空間研究所代表取締役

中野智行

執筆者のWebサイトはこちら https://www.movslab.jp/

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