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有効な採用面接ができる店舗、できない店舗

  ロードサイド店の繁盛経営 三上康一 SPECIAL
三上康一 SPECIAL

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所 代表取締役 三上康一

長年ガソリンスタンドの現場で辣腕を振るって業績を向上させ、その経験を活かして60のロードサイド店舗の戦略を立案したコンサルタントが繁盛するロードサイド店舗に共通する戦略をお伝えする特別コラム。

前回のコラムで、自社にとって辞めにくい人材とは、下記の項目において自社の方向性と一致している人材であることを述べました。

①周囲との関係性は、情を重視するのか、理屈を重視するのか

②発想の方向性は、行動を重視するのか、思考を重視するのか

③判断の拠り所は、協調の観点なのか、競争の観点なのか

④評価の拠り所は、伝統の観点なのか、革新の観点なのか

⑤仕事で重視するのは、スピードなのか、緻密さなのか

よって、求人に応募してきた方に対しては、①から⑤がどちらの方向であるのかを明らかにするために、面接を行います。面接の場を、応募動機や勤務希望を聞いたり、自店の労働条件を伝えたりする場、と言う形での捉え方とは根本的に異なります。

面接の場で「あなたは、情を重視しますか、理屈を重視しますか?」と聞くのはナンセンスです。表面的な答えから判断するのではなく、実際にどうなのかを判断する必要があります。

例えば、以下のような仮定の状況を想定し、質問をします。

「かつて所属していた会社の上司からある日時に食事へ誘われたとします。この上司はあなたを非常に可愛がっており、本当に良く面倒も見てくれた上司でした。ただし、生憎、誘われた日時は、あなたにとって非常に観たい映画があり、その日時だったら無料で映画を見ることができるチケットを持っていたとします。その日時以外に観に行くとしたら、有料となってしまいます。あなたは元上司の誘いを受けますか、断りますか」

このような質問により、①の情重視なのか、理屈重視なのかを見極めます。

また、②に関しては、例えば以下のような質問が考えられます。

「あなたは、ある会社に当社が取り扱っている商品を売り込もうとしています。一度行っただけでは購買担当者に会うことも難しそうで、何度か通う必要があるようです。しかし、行ってみないと今後の対処が分からないかもしれません。あなたは、とりあえずその会社に行ってみますか?それとも、訪問計画を立ててから訪問しますか?」

このような質問におり、②の行動重視なのか、思考重視なのかを見極めます。

仮定の状況を想定し、応募者の価値観を見極め、自店との方向性と乖離していないかを検討し、方向性の合っている人材を獲得することが、定着率向上の第一歩となります。

 

ロードサイド店の繁盛視点
三上康一

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所代表取締役

三上康一

執筆者のWebサイトはこちら https://roadside.co.jp/

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