トップ > コラム > 効果のある求人広告を出せる店舗、出せない店舗

効果のある求人広告を出せる店舗、出せない店舗

  ロードサイド店の繁盛経営 三上康一 SPECIAL
三上康一 SPECIAL

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所 代表取締役 三上康一

長年ガソリンスタンドの現場で辣腕を振るって業績を向上させ、その経験を活かして60のロードサイド店舗の戦略を立案したコンサルタントが繁盛するロードサイド店舗に共通する戦略をお伝えする特別コラム。

■減少する労働人口

総務省統計局の労働力調査によると、2018年4月時点で、国内の労働力人口は6,862万人となっており、10年前の2008年4月時点の6,690万人に比べて、172万人減少しました。ご存じのようにこの傾向は継続するとされ、高齢者や女性の労働参加が全く進展しない悲観シナリオの場合、労働力人口は2060年に3,795万人まで減少すると予想されています。

実際に、多くの事業者が人不足に喘いでいる印象があります。募集しても応募がない、採用しても続かない、といった嘆きもあちこちで伺います。

■インパクトのある求人広告

愛知県のある企業では、募集広告に「お子さんの運動会の日は休日が取得できます」という一文を入れたところ、応募が急増しました。そして、運動会の日は業務を外部の労働力を活用して切り盛りしています。

この取り組みは、従業員のワークライフバランスに着目した好事例です。家庭の主婦がアルバイトをする場合、早朝や深夜、土日祝日の勤務は避けたがります。また、学生がアルバイトをする場合は、テストを控えた時期の勤務は避けたがります。それを人不足だからといって無理にシフトに入れるのではなく、その時期に彼ら彼女らの希望を叶えるためにはどうするか、といった視点が企業側にあるかどうか、が求人広告のポイントなのです。

■求人広告に写真を掲載する理由

また、東京都のあるタクシー会社では、人材募集を看板に頼っていましたが、インターネットを活用することとしました。人材募集専用のサイトを立ち上げ、休憩室で社長を中心に乗務員数名が談笑し合う場面を写真として掲載したところ、応募が増加しました。

応募を検討する方は、どんな仕事をするのか、いくらの給料で働くのか、という点に関心がありますが、それとともに、どんな人と働くのか、という点にも関心があります。

(株)ESSPRIDEが全国の一般社員200名に実施した調査によると、もし転職するとしたら、経営者の写真が掲載されているホームページの企業へ面接に行きたいと答えた一般社員は69%に上ります。誰と働くのか、どんな人が経営者なのか、をオープンにして、応募者の不安を可能な限り縮小する視点が企業側にあるかどうか、という点も求人広告のポイントとなります。

このような事例を見てくると、効果のある求人広告は、応募者視点に基づいたもの、ということが分かります。一事が万事で、儲かる店舗のご商売は、顧客視点に基づいたものなのです。

さて、貴店の求人広告は、どの点が応募者の視点に基づいたものなのでしょうか?

 

ロードサイド店の繁盛視点
三上康一

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所代表取締役

三上康一

執筆者のWebサイトはこちら https://roadside.co.jp/

当社の関連商品を販売しています。
月刊誌(無料)登録フォーム

×