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店頭のポスターで得をする店舗、損をする店舗

  ロードサイド店の繁盛経営 三上康一 SPECIAL
三上康一 SPECIAL

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所 代表取締役 三上康一

長年ガソリンスタンドの現場で辣腕を振るって業績を向上させ、その経験を活かして60のロードサイド店舗の戦略を立案したコンサルタントが繁盛するロードサイド店舗に共通する戦略をお伝えする特別コラム。

■店頭ポスターは最新のものなのか

その店舗が醸し出す雰囲気というものがあります。何となく入りやすそうな店舗もあれば、入店に抵抗を覚える店舗もあるわけです。

例えば、お正月にクリスマスツリーを店頭に飾っている店舗があったとしたら、何となくだらしなさを感じ、入店に抵抗を覚えると思います。

お中元は、地域によって差があるものの、6月~8月中旬とされていますが、広告業界では、既に年末のお歳暮商戦に使うギフトの撮影を終えています。それだけ、前倒しで準備を進めて行っているわけです。

このようにビジネスへスピードが求められる時代にあって、既に終わったお祭りやイベントのポスターを店頭の目につきやすいところに掲示している店舗は、入店するか否か迷っている顧客に悪い印象を与えても、良い印象は与えないはずです。

■店頭ポスターは日焼けしていないか

海水浴シーズンの今、日に焼けた子供は何とも健康的ですが、店頭のポスターが日に焼けて色褪せてしまっているのは、だらしなさを感じます。

特に、求人広告のポスターが日に焼けていると、長期間にわたって人手不足が続いている印象を与えてしまい、定着率が悪い店舗と捉えられ、応募者が少なくなっても致し方ありません。

このような店舗にありがちなのが、顧客の出入り口と従業員の出入り口が別であるケースです。従業員は裏口から出入りする場合、入店客側から見た店頭の状態を把握しておらず、日に焼けているポスターに気付いていないのです。

■ガラスにテープの跡が残っていないか

八百屋さんや魚屋さんなどのように、前面道路と店舗の間に扉がない店舗を開放度が高い店舗と言います。反面、扉や壁で仕切られた店舗は開放度が低い店舗です。

また、コンビニエンスストアのように店頭のガラス面積が大きく、店内の様子が分かりやすい店舗を開放感が高い店舗と言います。反面、店内の様子が分からない店舗は開放感が低い店舗です。

この開放度が低く、開放感の高いコンビニエンスストアのような店舗において、ガラス面にポスターを貼るケースは非常に多いわけですが、ポスターを貼り替える際に、テープの跡を取らないまま新たなポスターを貼り付けると、当然、テープの糊の跡が残ります。

また、ガラス面にテープ跡がなくても、薄汚れていたり、手形がついていたりするケースもあります。

「目は心の鏡」と言います。前面道路に面した店舗のガラス面は、店舗の「目」であり、店舗の「心」を鏡のように写し出します。そこが多数のテープの跡などで汚れているのは、やはり良い印象は与えないものです。

顧客は、買い物をして失敗したくないと思っていますが、その前提として入店して失敗したくないとも思っています。入店して「この店に入らなければよかった」と思ったら、購買には当然つながりません。

逆に入店してみようと思ってもらえたら、購買していただくチャンスはゼロではなくなります。

さて、貴店はポスターを貼ることによって、顧客が持つ入店の迷いを大きくしていないでしょうか。

 

ロードサイド店の繁盛視点
三上康一

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所代表取締役

三上康一

執筆者のWebサイトはこちら https://roadside.co.jp/

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