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能力づくりとは

  知見発掘の経営 西田純 SPECIAL
西田純 SPECIAL

知見発掘の経営コンサルタント

株式会社FSコンサルティング 代表取締役 西田純

経営コンサルタント。社員の見たものをお金に換えるしくみづくりの専門家。企業が社内各所に埋もれさせている「有用な知見」を発掘し、共有知・組織知として業績向上につなげる。国内外のさまざまな経営事例を通じ、30年以上にわたり一貫して小集団活動やプロジェクト現場における共有知の価値を研究してきた、知見活用のスペシャリスト。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

コンサルタントをしていると、よく「能力作り」というコトバに出会うことがあります。英語ではキャパシティ・ビルディングとか、最近ではキャパシティ・デベロップメントという言い方をするようになりましたが、意味するところは組織体において、今までできていなかったことをできるようにする、あるいは新しく業務に加わった仕事に対応できるようにする、と言うくらいのもので、何らかの教育訓練プロセスを伴うことがほとんどだと思います。

民間企業ではさらに直接的で、たとえば語学研修を行ったらTOEICの点数が上がるなど、それなりの成果が出なくてはいけませんし、管理職研修は部下の管理ができるようになることとほぼ直結しています。

以前支配的だったのは、実務の中で上司の指導を受けながら行うオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)でした。昨今、中堅・若手人材の流動化が進む中では以前ほどOJT一本鎗という取り組みが目立たなくなってきているように見えます。即戦力となる中途人材には、説明すれば判るレベルの人が増えてきているからではないかと思われます。

業務をこなす能力については成果が計測される部分も多いため、能力づくりの手段がどのようなものであれ、結果は業務成果として現れるものなので、優れていれば人事面で評価をし、足りなければそれを補うという対応をとります。

昨今言われている「働き方改革」の流れの中では、単に業務をこなすだけでなく、社内のコミュニケーションをどのように担保するかという課題もまた露わになってきています。この部分については能力づくりを積極的に進めている企業と、必ずしもそうでない企業との間に大きなばらつきが見られるようです。

ICTソリューションを活用したり、(意外にも)社員旅行などを活用する事例がある反面、業務の忙しさが原因で対応が後手に回っている例も見聞きします。ただでさえ社員と上司、社員とトップが直接顔を合わせる機会が減少する流れがある中で、積極的な対応を取らずにいると、いつのまにか人心の離散を招いてしまった、ということにもなりかねません。

経営者たるもの、働き方改革に合わせて社内のコミュニケーションに関する能力づくりにまで目配りをする時代になってきたということなのです。
あなたの会社では、社内コミュニケーションを上手く進めるための工夫ができていますか?

 

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社員が見たことを明日の利益に変える経営視点
西田純

知見発掘の経営コンサルタント

株式会社FSコンサルティング代表取締役

西田純

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