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採用面接で志望動機を聞くロードサイド店舗が気を付けたいこと

  ロードサイド店の繁盛経営 三上康一 SPECIAL
三上康一 SPECIAL

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所 代表取締役 三上康一

長年ガソリンスタンドの現場で辣腕を振るって業績を向上させ、その経験を活かして60のロードサイド店舗の戦略を立案したコンサルタントが繁盛するロードサイド店舗に共通する戦略をお伝えする特別コラム。

■採用面接で定番の質問

ロードサイド店舗では多くのアルバイトスタッフが働いています。人手不足の折、新規の採用もしなければならない店舗は、求人広告や既存スタッフからの紹介などの手段をとって自店で働きたい応募者を募り、応募があった場合は、履歴書持参で来店していただき、面接をします。

私も、元ガソリンスタンドの店長として、数え切れない人数の応募者と接してきましたが、その面接での定番となっている質問は、志望動機です。なぜアルバイトをしようと思ったのか、数あるアルバイト先の中でなぜ当店を選んだのか、といった質問です。

その質問をする理由は、自店で働く意気込みや不純な動機ではないかといった点の確認でしょう。よって、その質問の回答結果は、採用不採用を決める際に、大きな影響を与えていると思います。

■自店はその質問に答えることができるか

ここで考えたいことは、応募者に「なぜ」という質問をする以上、自店も「なぜ」に答えることができないと、応募者から選ばれないということです。

「あなたはなぜ生きているのですか」という問いに即答できる人はそれほど多くないと思います。ですが、常に生きる目的を持っている人は、その目的がなんであれ、生き方に力強さを感じさせます。

同様に「当店はなぜ存在しているのか」という問いへの答えが経営理念です。よって、この経営理念を策定し、応募者にそれを懇切丁寧に説明出来る店舗は、経営に力強さがあり、応募者が働いてみたい、と思うことでしょう。

ここでのポイントは、応募者は「貴店の経営理念は何ですか?」とは聞かない、もしくは聞けないということです。よって、面接の場で、店舗側からそれを示すことが重要です。

■求人広告に経営理念を盛り込む

求人広告を出稿しても、応募者が集まらない、という悩みもよく寄せられますが、その求人広告に「当店はなぜ存在しているのか」という経営理念を掲載しているケースはほとんど見かけません。つまり、自店の経営には、力強さが欠けることを求人広告でアピールしているとも捉えられます。

良い経営理念には、成長性、戦略・戦術、社会貢献の3つの要素が伺えると言われます。経営理念を定めていても、それが自店の存在理由ではなく、目標になっているケースもあります。

経営理念に上記3つの要素が伺えるか、経営理念の内容が目標となっていないか、を検討しながら、経営理念を定める、あるいは定め直す。そして、その経営理念を求人広告に盛り込み、面接の場でも訴求する。このような取組みで人材を確保していくロードサイド店舗は力強く事業展開ができることでしょう。

よって、採用面接で志望動機を聞くロードサイド店舗が気を付けたいことは、経営理念をしっかり開示していくことと言えるでしょう。

ロードサイド店の繁盛視点
三上康一

ロードサイド店の繁盛経営コンサルタント

株式会社ロードサイド経営研究所代表取締役

三上康一

執筆者のWebサイトはこちら https://roadside.co.jp/

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