説明
少子高齢化で労働人口が減少する中で、人工知能(AI)やITを駆使して省人化、効率化を図る一方で、少数精鋭の「人」による生産性の向上はより重要な経営戦略となります。
そんな時代に必要なマネジメントは、そこで働く従業員一人ひとりの価値を最大化するマネジメントであり、その上でホスピタリティは大きな意味を持ちます。
ホスピタリティは、顧客へのおもてなしや厚遇という意味合いだけでなく、「他者に貢献することによる自分自身の喜びや幸せ」を意味します。
つまり、従業員が「貢献」をベースとした仕事をすることは、「従業員一人ひとりが自主的に自分の意思で働く大きな意味付け」になるのです。
従業員の働く意味も、給料を稼ぐといった「金銭的報酬」から成長や承認といった「精神的報酬」が重要な時代に移り変わりつつあります。
従って、このような時代変化に適合したマネジメントが必要であり、それにはリーダーの思考・行動習慣を変えることで組織に大きな変革をもたらします。
本書は、17年間のホテル現場経験とコンサルタントして13年間の企業支援経験を基に、
顧客にも、従業員にも熱愛される組織の作り方を分かり易く解説しています。
接客・サービス業としていますが、どの業界でも組織の悩みは業界を問わず共通しており、全ての業界の方に役立ていただけると自負しております。
新米リーダー、ベテランリーダーにも読んでいただきたいのですが、何よりも、顧客や従業員のしあわせを願う経営者に読んでいただきたい1冊となっております。