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アイデアを実行するために

SPECIAL

社内独立店開コンサルタント

株式会社ストアブレインコンサルティング

代表取締役 

経営コンサルタント。アパレル、小売、飲食チェーン指導などに強みを持ち、店長再生から店舗最盛へとつなげていく独自の「社内独立店開」手法を指導する専門家。
自らは店舗を持たない「販売・運営」に特化した経営スタイルに、多くの異業種経営者、店長が注目。路面店から百貨店、都心型SC、郊外型ショッピングモール…など、多様なチャネルで成果を上げ、店舗の強みを引き出す天才と称されている。

社長とのミーティングで非常にもったいないと思うことがあります。それは一言でいうと「アイデアが実行されていない」ことです。社長と私の二人でやり取りしている時、事業についての新たなアイデアを饒舌に話される方はかなり多いと感じます。アイデアがそれこそ湯水のように湧き出て、立て板に水の状態で喋り続ける。出てくるアイデアの筋は基本的に良く、実行したら成果がでるだろうな…というものが大半です。

ところが実行されない。皆さんの会社ではいかがでしょうか。こんなことが多くありませんか。あるいは、実行されていないアイデア自体に気づいていないかもしれません。なぜこのような状況になってしまうのか。これには明確な理由があります。

それは「アイデアが言語化されていないから」です。私の経験上、8割以上の社長はアイデアが自分の頭の中だけにあります。当然整理もされておらず、実行する優先順位などついているはずがありません。しかも日常業務に忙殺され、良いアイデアが忘れ去られてしまうのです。思い出した時には時すでに遅し。「俺もそのアイデア考えていたんだけどな…先を越された」と言うセリフ、聞いたことありませんか?

ではどうすればいいのか。答えは簡単です。アイデアを言語化しておけばいいのです。つまりデジタル、アナログ問わず、ノートやメモとして残しておけばOKです。以上。

とそんな簡単に行けば苦労はありませんよね。実際、自分一人ではなかなか難しいと思います。週1回は必ず頭を整理する時間を取り、自分の考えをまとめる…。外資系コンサルの○○術などにありがちな方法ですが、大半の人は上手くいかないでしょう。

特に中小企業の社長はプレイヤーの側面もあり常に忙しい。スキあらば雑務が時間を奪いとっていきます。そうなると悪循環で、今の仕事だけで数年が経過します。視野は狭くなり、事業の可能性も狭まり、自分自身のやる気も損なわれていきます。当然いいアイデアも消し飛んでいくというわけです。

こうならないための私のアドバイスは、「他人」を使うことです。何もお金を使ってコンサルやコーチを雇えということではありません(雇えればそれでもOK)。身近な友人知人でも大丈夫です。とにかく自分の考えを受け止め、話を聞いてくれる人を一人、見つけてください。で、ミーティングを定期的にお願いする。それだけでも随分違います。

その際気をつけることは、「質問は受け付け、アドバイスは求めない」そして必ず「記録に残す」ことです。純粋に自分の考えを整理する場として使うことが効果を上げる秘訣です。ぜひやってみてください。頭の中のアイデアが実行に移される回数が増え、やらない時の数倍は生産性が上がることが実感できるでしょう。

 

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