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企業のミッションと社長のパッションを職場環境改善に生かす方法

  業績を伸ばす、アクティブメンタル体制 髙橋雅美 SPECIAL
髙橋雅美 SPECIAL

業績を伸ばす、アクティブメンタル体制コンサルタント

株式会社ココティアコンサルティング 代表取締役 髙橋雅美

これまで2,500件以上の労働者のメンタルヘルス相談を受け、対応・解決してきたスペシャリスト。独自の「アクティブメンタル」体制構築で、多くの企業を支援する専門コンサルタント。中小企業が業績を上げ、持続的に成長、繁栄していくために必要な、社員が心身共に健康でイキイキ仕事に熱中し、能力を最大限に発揮できる職場環境を作りあげるオリジナルプログラムとして、いま大きな注目を浴びている。

「ストレスチェックの実施が終わり、ホッとしていますよ。今後も継続していく予定ですが、今後、きちんと社員がストレスチェクを受けてくれるかどうか気になっているんですよね。」この春、そんな本音が人事担当役員から漏れ聞こえてきました。

一昨年12月より義務化されたストレスチェック。対象企業は、昨年11月末までに少なくとも1回は実施することが決められていました。この制度により、あわててメンタルヘルス対策を行った企業もあれば、すでにこれまで十分に社内体制を作り上げ、産業医をはじめとする専門家と連携しながら、成果を出してきた企業もありました。

ですが、多くの企業が義務化に伴い、慌てて制度を導入し実施したのではないでしょうか。そして冒頭の本音。実施するのが精いっぱいで、ストレスチェックを実施する意味や、その後の対策まで手が回らなかったのですね。

しかも高ストレスと判定された社員からは、「受けてみたのは良いけど、これで産業医面接を受けたら、何を言われるのか心配だし、会社に情報が伝わるのも気がすすまない。」と、まるでストレスチェックを受けない方が良かったとも思われるような発言相次ぐことも。残念です。

さて、ここで浮き彫りになるのが、メンタルヘルス対策を「実施する側」と「実施される側」とのギャップです。「実施する側」つまり経営者は、そのギャップがあることに気づいていなければなりません。そしてそのギャップ、温度差を埋めるためのある工夫が必要なのです。

「どうせメンタル不調者をあぶり出すために行うのだろう」

「いきなり案内が来たから参加してみたけど、どんなメリットがあるのか不明」

「ただでさえ忙しい時期に、やらされる方の身にもなって欲しい」

まずはそのような誤解を解き、社員がどのような恩恵を受けられるのか指し示す必要があるのです。

では、社員がイキイキ・熱中して働けるような職場にするために、最も必要なものは何でしょうか。それは、経営者自ら、やり遂げようとする「覚悟」です。「パッション」と言い換えても良いかもしれません。やり遂げる、作り上げるという情熱です。

しかも、職場環境改善で成功した他の企業のマネをしたところで自社に根付かなければ全く意味はありません。自社の強みや特徴を活かせる取り組みが必要なのです。その土台となるのが、自社の経営理念であり「ミッション」です。呼び方は様々ですが、その企業が「存在する意義」を明文化したものです。

経営理念は、今では自社のホームページなどでも掲げられていることが多く、社会に向かって公言しています。ですが、社員の方は、残念ながら日々の仕事に追われ、忘れているというのが現実ではないでしょうか。

「自分はなんのためにこの仕事をしているのか」

「この仕事を通じて、何を得たいのか」

「人様や社会にお役に立てることが出来ているだろか」

それらを忘れて仕事を続けていくと、「仕事」は「業務」になり、やがて、その「業務をこなす」だけになり、少しの辛いことにも打たれ弱くなり「やる気」も「意義」も見いだせなくなってしまうのです。イキイキ・仕事に熱中できる環境とは真逆です。

今一度、自社の経営理念、ミッションをじっくりと見て、味わってください。そこには理想があり、その理想の実現のために、理想的とされる社員がおり、職場環境があるはずなのです。

その上で、経営者が自らのパッションを持って、自社の経営理念を具現化した理想的な職場環境を作っていくのです。そこで見過ごしてはならないのが、自社の持つカルチャー、風土といったものです。

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ベンチャー企業で、顧客からは革新や挑戦が求められているのか

そのような自社が持つ「個性」といったものでしょうか。自社の特徴や風土、カルチャーを活かした職場環境改善は無理がありません。社員にも受け入れられやすいと言えます。

さて、自社のミッションを活かした職場環境が整っていますか?
理想の職場環境を作るというあなたの「パッション」は社員に届いていますか?

 

アクティブメンタル体制でつくる収益と笑顔
髙橋雅美

業績を伸ばす、アクティブメンタル体制コンサルタント

株式会社ココティアコンサルティング代表取締役

髙橋雅美

執筆者のWebサイトはこちら https://cocotia.co.jp/

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