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消費税も法人税もかからない、しかも売上を確保する手もと現金のつくり方

  10億ビジネスの経営数値成長戦略 野口 タカ子 SPECIAL
野口 タカ子 SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室 代表取締役 野口 タカ子

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

「まだ未入金なのに、消費税を払うんですか?手もと資金が不安ですよ。

入金早めてくれって今から言うのも、、、ウチの業界の慣習ですよ。今までの流れで納品してから、一ヶ月後に支払って下さい、と言う流れなんです。

確かに企画書を出す段階で、オレのあたまの中では仕事の80%は終わっていますよね、そこで前金で入金があれば、それはやりくり楽ですよ。前にもらっていれば、外注さんにも無理が利きます。イイ仕事してもらえますよね。

前金だと、決算なのにすぐ消費税払わないの?法人税も? 」

手もと資金を増やす方法の大きな一手は、前金をお預かりする方法です。

もちろん、手もと現金を増やすには、売上を上げる事が重要です。

売上と受取のタイミングを最適化して、大きな効果が出ている事例です。

スターバックスをご存じですか?

毎日のようにスタバでパソコンを広げ、うち合わせし、仕事をしている人が大勢いらっしゃるようです。

そのスタバのプリペイドカード「スターバックスカード」はご利用ですか?

このカードにチャージされて未使用の金額が、「前金」です。

スターバッックス・コーヒー・ジャパン27年第3四半期の決算報告書、財政状態に関する説明では、下記の記載があります。

「…スターバックスカードの預かり金残高に対する金銭信託が600百万円増加しました。…スターバックスカードの預かり金等の前受金が1882百万円増加したことによるものです。」

ここには、スターバックスは、平成2712月日本で約19億円前受金をいただきました、と書かれています。

さらに、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、平成28年には、全世界規模で、なんと約1440億円もの前受金を集めているそうです。

まるで、ちょっとした銀行ですよね。

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スターバックスカード=預かり金は、決算書貸借対象表の負債の欄に記載されています。

プリペイドカードの残金は、預かっているだけだから、会計上は負債です。

負債?と不思議に感じるかもしれませんが、スターバックスからすれは、お客様にコーヒー数杯分ずつ借金しているようなものです。

お客様にコーヒー数杯分ずつ借金しているだけでは、消費税は課税されません。

売上になっていないので、法人税も課税されません。

スターバックスは、これから収入になるお金を、前もって手に入れています。

将来の売上を事前に手に入れて、しかもそれは課税されないお金です。

それがそのまま、金銭信託に6億円預金です。

社長、これって、うらやましくなりませんか?

6億の金銭信託も少し(?)うらやましいけれど、それよりも「凄いファン」が出来ている仕組みが、うらやましくありませんか?

人の心理は不思議です。

前金を支払った人の方が、さらに頻繁にスターバックスを利用するようになるのです。

お金を預けてくれて、しかも、そのファンは定期的に、「忠誠心」があるかのごとく、お店を使ってくれるのです。

「リピート客」になっているのです。

自分の知り合いに「カード」をプレゼントするのです。

多分にプレゼントされたカードは、「嬉しい記念品になって」大事に保管されるのでしょう。

前述の決算書には、これまた営業外収益に「プリペイドクーポン失効益2000万円」が記載されています。

ただただ、スターバックス様に貢献するお客様が、存在します。

この仕組みは、「メンバーシップ・エコノミー」と呼ばれるモデルです。

前金があると、資金繰りは格段に楽ちんになります。

定期的に収入があるのでキャッシュフローがよくなります。

日々の売上のプレッシャーから社長を救ってくれます。

ノグチの「即効!手もと現金を増やす」セミナーに参加いただいた前述の社長さん、一件前金の契約を取り付けたと報告をいただきました。

社長さんは、「お客様がより積極的に当社を利用し始めた。」と話し出しました。

そりゃそうでしょう、お金を払うと、自分のしたいこと、ほしいモノを手に入れようと、お客様も一生懸命になるのです。

前金のお客様の仕事は、一生懸命に関わって、早く完了しました。

出来映えが気に入ったのか、お客様は知人を紹介してくれました。

ご紹介の席でお客様からでた言葉に、社長は冷や汗をかいたそうです。

「早くほしかったんだよ。この人は、ほしいときに対応してくれたから」

技術や企画の良さで充分販売できていると、勘違いしていました。

お客様のニーズは、「早いこと」

もちろん、技術があるのは、あたりまえの話です。

「お金をもらっていないから、いいや、これ後回しに、と、勝手にしていた訳だ。」今までは、社長が納期を守らない理由を、お客様の支払のセイにしていたと気づきました。

その言い訳は、社長の利益を消していました。

企画書をだし、制作をする期間が長ければ長居ほど、経費はドンドン出ていきます。

経費が出るとは、お金が無くなることです。

やっと出来て、製品を納品します。

すると、税務署は、消費税と法人税の納税をしろと言います。

お金が無いから、納税資金を借りなきゃ。

金利の分、銀行に頭を下げる時給分、税理士さんに借入書類を作ってもらう報酬分、お金が余分にかかります。

同じ仕事を、前金にするだけで、お客様が期待をもち、協力して社長基準の「納期、コスト、品質」を実現出来て、適正利益を得られて、しかもお客様のリピートに繋がるのです

スターバックスが業界でトップの地位を取っている要因の一つは、このファンの期待を一身に集める戦略にあります。

お客さまが、前金で払うことがイイと思う仕組を取り入れることは、売上を安定して拡大させる強力な戦略です。

御社に利益をもたらす、取り組むべき仕組みです。

 

10億ビジネスの経営数値
野口 タカ子

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室代表取締役

野口 タカ子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.n-keiei.co.jp/

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