【No.9】 企業の“品格”に何らかの影響を与える、基本ルールは厳守を

  印象マネジメント「プライムイメージ」 山川碧子 SPECIAL
山川碧子 SPECIAL

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルティング

株式会社プライムイメージ 代表取締役 山川碧子

印象マネジメント「プライムイメージ」のスペシャリスト。  社長個人はじめ、企業や事業部門を対象に、高度な印象マネジメント戦略を指導する専門コンサルタントとして活躍。主に、商品や物体、空間…を対象に行われるブランド戦略に対して、人物や服装、表情、所作…などに対しての、顧客が感じる印象に焦点を当てた、戦略的な施策指導を行うのが特徴。企業の業績向上に多大な貢献をしている。


「わかっていてハズしているのか、それとも知らないだけなのかーー?」

仕事柄、さまざまな業種と立場の方にお会いする機会がありますが、時々、「この人はどちらなのだろうか?」と、考えることがあります。つまり、この装いは、知っていてやらないのか?ルールを知らないだけなのか?―――と。

今からもう5年以上前のことになりますが、あるビジネス系専門誌を見ていたところ、当時のある社長のインタビュー記事がありました。見開きの片方1ページに全身写真が載るくらいの大きな記事でしたが、そこでパッと目に付いたのが、社長のスーツの上着のボタン。社名の入った受付の前でにこやかに正面を向いた全身写真でしたが、スーツの三つボタンがすべて留められていたのです。

これは明らかに、「ルールを知らない」。

スーツ着用時の「上着の一番下のボタンは留めない」という基本ルールがあります。これは2つボタンでも、3つボタンでも共通で一番下は留めない。3つボタンは、真ん中1つだけ留めるだけでもよいですが、全部留めるのは、NG。それがスーツを着るときのルールです。周りの方からも、気づかう“ひと言”がなく、そのまま雑誌記事になってしまったことは、ただただ残念としか言いようがありません。

これは極端な例かもしれませんが、知っている人にとっては本当に当たり前のこと。ですが、その基本ルールを知らない、意識していない、という人は、ポジションが上であっても、まだまだいるのが現状なのです。ビジネススタイルのルールとして、これはどうでしょうか?

「スーツには、靴は“黒”の“紐つき“の靴が基本」。

これも大半の方が知っていることだという前提でいました。ところが、数カ月前のある上場企業でのコンサルティング時に、経営層の方が「知らなかった。今日も紐なしを履いてきてしまいました。」という言葉がありました。まだまだ、スーツを着るときの一通りのルール自体を知らない方が少なくないことを、ここで改めて実感しました。

大きな会社だから、小さな会社だからという規模の問題でも、年齢の問題でもありません。かえって今は、意識の高い若手の方のほうが、こうしたルールはしっかり守っている感があります。確かに、一部の外資系をはじめ、服装への意識が高い企業はありますが、あくまでも一人ひとりの意識の問題。決して手取り足取り研修で教えているわけではないはずです。

ここでも二極化がはっきりと表れているのです。

とくに中小企業の場合は、社長の意識の高さは社員へ大きく影響を与えます。社長の意識が経営層や管理職に伝わり、その雰囲気を感じて社員個人に変化が生まれる、そんな流れが確実にあります。クールビズも終わりに近づき、スールスタイルが基本となります。スーツには基本があり、ルールさえきちんと把握しておけば、決して難しいことは求められません

自社ホームページの社長の写真1枚から、確実にその企業の何らかの“品格”は感じられるものです。社長自身が、これまで以上に確実な服装ルールを知り、何にも揺るがない自信をもつことが、この“品格”に大きく影響します。あいまいな疑問点をクリアにして、その知識を自信にすることを、ぜひ、この秋の課題にしていただきたいですね。

 


業績を上げる、社長と会社の印象戦略
山川碧子

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルティング

株式会社プライムイメージ代表取締役

山川碧子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.primeimage.jp

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