スタッフのモチベーションを上げる昔と今の違い【ホスピタリティカンパニーのススメ】

  ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
船坂光弘 SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルティング

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。


従業員の人員確保が厳しい中、スタッフの定着率を上げる、または生産性を上げる意味でも、モチベーションを上げることは経営においてもより重要な課題となっています。

しかし、スタッフのモチベーションに関して昔ながらの考え方をしている経営者が多く、今の時代、これからの時代に合わせた考え方をしていく必要性を強く感じます。

それでは、昔と今とでは何が違うのでしょうか?

昔は、スタッフのモチベーションはスタッフひとりひとりが出さなければいけない時代でした。

それは、やる気のないスタッフは、それが上司に分かってしまうと、評価が下がり、待遇にも、昇進、昇格にも影響が出るので、そうならないようにスタッフ自身がやる気があるように振舞い、やる気を振り絞っていたのです。

しかし今の時代、特に若者に関しては上昇志向が昔ほど無く「出世がすべてではない、自分らしく生きられればいい」、「出世よりも日々お客様を喜んでいただくほうが楽しい」と考えるスタッフが多くなってきました。

そうなると、今までの「モチベーションが下がると評価が下がるから無理矢理でも頑張ろう!」という法則が通用しません。

また、昔でしたらそういうスタッフは辞めてもらい、もっといい人を募集して雇用すればいいと考えられましたが、今では、募集しても人は集まりません。

では、どうすれば良いのでしょうか?

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まず、

モチベーション=本人のやる気の問題

から

モチベーション=経営者の責任

と考えを変えることが重要です。

つまり、経営者が社員のやる気を引き出すマネジメントをして、スタッフに楽しく、イキイキと仕事をしてもらい、本人の能力を100%発揮してもらうことが経営者の仕事だと強く認識することが重要です。

それには何が必要でしょうか?

一番大切なのは、スタッフひとりひとりが何の目的で、何を目標としてこの仕事をしているかを知ることが重要です。

モチベーション=理想の自分を実現する為のやる気

です。

そのスタッフがこの仕事を通じて、何を成し遂げたいかを理解し、経営者はその実現の為に応援、サポートするマネジメントをする。

この事が、スタッフの力を最大限引き出し、モチベーションを最大化します。

分かり易い例でいえば、

先日、あるホテルの新入社員研修で調理希望の新入社員に「将来どうなりたいか?」の質問に対して「自分の店を持ちたい」と普通に答える時代です。

そのスタッフが自分の店が持てるようになる為に、自分がいずれ去ると分かっていながらも会社が最大限のサポートをしてくれたら、そのスタッフはどんな行動を取るでしょうか?

恐らく、このホテルに居る間は100%以上のモチベーションで今の自分に貢献できることを全力でやってくれるはずです。

すべてのスタッフはそうであるとは思いませんが、

理想の自分の実現 = この会社に居れば成れる

と感じさせることが重要であり、それを応援することを経営サイドの姿勢として見せることが、モチベーションだけでなく、会社のロイヤリティにも繋がります。

また「理想の自分」が無いスタッフに関しては、「理想の自分とは?」を一緒に考えてあげることも効果的です。

従って、目標設定も会社から与えられたものや数値目標だけではなく、「理想の自分」「なりたい自分」を本人に考えさせて明文化させることが重要です。

【ホスピタリティカンパニー = 協働により相乗効果を生む企業】

会社は経営者の為だけでもなければ、従業員の為だけでもない。

協働により相乗効果を生み、スタッフ、お客様を幸せにする。

従業員の権利主張が強く、経営者の立場が弱い時代になっています。

経営者も従業員も仲間であり、お互いの幸せ、お客様の幸せを目的に力を合わせることが重要なのに、おかしなことになっていますよね。

あなたの会社は、協働により相乗効果が生まれていますか?

 


【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点
船坂光弘

ホスピタリティビジネスコンサルティング

ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら http://www.thehospitalityteam.jp/

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