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社員の習慣はあなたが作っている

  独自の人材育成の仕組みづくり 吉野創 SPECIAL
吉野創 SPECIAL

独自の人材育成の仕組みづくりコンサルタント

株式会社トゥルーチームコンサルティング 代表取締役 吉野創

社内に本物のチームをつくり、「人材育成の拡大再生産」を実現させるコンサルタント。単なる形だけの組織ではなく、中小企業にとって最も大切な、社長と社員の「同志関係」づくりを基本とした、人材育成の仕組みづくりを指導。

先日訪問した会社で、こんな相談を受けた。

そこでは、通常、管理職と呼ばれる立場の人材が、顧客クレームが起きると「部下のあいつが悪い」「機械の調子が悪い」というところから始まり、 「会社の管理体制がなってない」「設備投資しない経営が悪い」と言い出す始末。

経営者も手を焼いている。

クレーム以外でも、社内で起きる様々な問題に対して、何でも自分以外の責任・・・いわゆる「他責」にしているそうだ。つまり「自分はやっている」「頑張っている」と。

・・・問題が起きたら、そこには、様々な要因があると思うが、それを自責にするか、他責にするかで、その後のアクションは大きく変わると思う。

客観的には、他責の人を見ると、

「結果的に、自分の選択肢を狭めているな〜」

「結果的に、自分の信頼をなくしているな〜」

「成長のチャンスを自ら逃して、もったいないな〜」と思う。

しかし、それよりも懸念されることは、その「他責」が部下にも伝播し、「社風」になっていないだろうかということ。

習慣は、行動の習慣だけでなく、思考の習慣もある。

思考の習慣が、いつも他責だったとしたら・・・

しかも、その人材が部下に影響力を持つ上司だった、となると、組織はその影響を受けやすい。

問題が起きたら、それを他責にして、他者批判をする上司の背中をいつも見ていると、

「社会人って、こんなものなんだ」
「職場って、こんなものなんだ」
「仕事って、こんなものなんだ」

・・・といった間違った認識を持ってしまうこともある。

概ね、社会人経験の少ない若手ほど影響を受けやすい。

その状態がずっと続くと、他責の思考習慣は「当たり前」になり、

組織全体、上司の部下、そのまた部下にも伝播していく。

・・・これが、社風が形成されていく一つのパターンです。

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10年以上、企業の組織成長に関わっている中で、感じることがある。

・・・それは、目に見えないものの力。

その最たるものが、「社風」と呼ばれるものだ。

社風は、目に見えない。

つかみどころがないもの。

社内に流れる雰囲気、というイメージ。

しかし、それは、社内にいると会社の社風が「当たり前」になっていくというある意味で「習慣の集合体」とも表現できる。

一つ例をあげましょう。

会社訪問をした際に、 ある会社では、笑顔で「いらっしゃいませ」と挨拶される。

別の会社では、挨拶もなく、社員は怪訝そうに訪問者を伺い見るだけ。その後、近くの席の人が促され対応する・・・

・・・実際にこんな会社は存在します。

ここでも社風が形成されているのです。

「個人の礼節・マナーがなっていない」という一般論では片付けられない。

それ以前に、そういう姿勢・態度に「無関心」な社風が形成されているのです。

例えば、何か問題が起きたら「他責」にして自己正当化するか、 改善し、よりよくするための「チャンスだ!」と身を乗り出し、自ら改善に乗り出すか。

・・・実はこれは、意識して、思考の習慣を変える努力によってなされること。

思考の習慣は、意識して、変えていくことができる。

一方で、人間は、どうしても無意識でいると、周囲から自分を守ろうとしてしまうし、リスクを避ける自己保身の姿勢になりやすい。

だから、無意識な人材が集まると、社風は必ず「悪くなる」。

そして、そのような職場の仲間に対して、 お互いに「そんなものだ」と諦め、「仲間も、上司も、やっているなら自分だけが悪くない」と依存してしまう、そんな社員一人ひとりが実は社風を形成している張本人なのです。

一方で、

「リスクをとって経験を積もう」

「他責ではなく、自責にしよう」

「問題は、チャンスと受け止めよう」

・・・と、全員が前向きに意識して、それをお互いが承認し合い、支援し合い、継続することができれば、社風は変わるのだと思います。

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「良い社風は、思考の習慣を意識する、
その努力の集合体で作られる。」
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良い社風は誰かが作ってくれるものではない。
各自が、意識して前向きに考える努力の結果。

つまり、前向きに考える努力を多くの社員が意識し、実行すればそれだけ社風は良くなっていくのだと思います。

 

【人が育つ環境づくり】 人材育成の拡大再生産を起こす経営視点
吉野創

独自の人材育成の仕組みづくりコンサルタント

株式会社トゥルーチームコンサルティング代表取締役

吉野創

執筆者のWebサイトはこちら http://true-team.com/

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