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第118号:使命のない経営はよくブレる。

  ミッションマーケティング 佐治邦彦 SPECIAL
佐治邦彦 SPECIAL

ミッションマーケティングコンサルタント

株式会社サンアスト 代表取締役 佐治邦彦

これまで500社以上の支援から編み出した、顧客満足と収益の最大化を、同時に実現していく独自の手法「ミッションマーケティング」の創始者。飲食店、ホテル、住宅関連、サービス業、学習教育企業…など、お客様思考がなかなか利益につながらずに悩む経営者に、収益をもたらし大きな成長を実現させるコンサルタントとして評価が高い。

「自分のやりたいことが曖昧で、現場からの相談に的確に指示を出すことができていません。最近、自分の指示の曖昧さが現場の作業を混乱させ、無駄な業務も増えてきているように感じています。現場スタッフのモチベーションも下がってきています」
こう相談されるのは、ある飲食店チェーン店の幹部スタッフさんです。

経営のブレを防ぐにはミッション(使命)を明確にすることが重要

経営者や幹部の判断がブレると、商品の選定基準やサービスの判断基準がころころ変わってしまい、働く現場スタッフは上司からのブレた指示命令に振り回されてしまいます。
そのような状況では、お客様の満足を追求することができません。

いまや、ほとんどのサービス業の競合はコンビニやアマゾンです。いずれも様々な商品を取り込み、様々な業界の市場に入り込んでいます。そして、凄まじいスピード感で商品やサービスの品質を向上させています。日常的にそうした店舗を利用している消費者にとっては、商品やサービスの品質向上は当たり前の状況になっているのです。
そうしたなかで会社の目的が曖昧でブレているようでは、商品サービスの品質の向上どころか、逆に低下につながりかねません。

常連客ほどお店の品質の低下に敏感です。サービスの品質の低下は、優良顧客が離れてしまう最も注意すべきことなのです。それを防止するためにも、ミッション(使命)を明確にすることが重要です。

企業は「やらないこと」を明確にすることで、「やるべきこと」が明確になる!

企業がミッション(使命)を持つということは、その企業がお客様にとってどんな役割を果たすのかが明確になるということです。そしてそれをチームで共有することで、チーム全体が判断基準を持ち、全員が考え、商品、サービスの品質向上ができるようになっていきます。そして、満足向上のために「やるべきこと」と「やらないこと」が明確になります。
企業は「やらないこと」を明確にすることで、「やるべきこと」を追求できるのです。そしてそれによって自社の強みがより磨かれ、独自性へとつながっていきます。

変化のスピードが激しい中で、経営の目的が曖昧な会社は顧客からの支持を失ない、やがて経営者、幹部は自信を失います。
まずはチーム全体の経営の目的であるミッションを明確にすることから始めることをお勧めします。

画像引用:photo AC

 

お客様思考と収益力を高める経営視点
佐治邦彦

ミッションマーケティングコンサルタント

株式会社サンアスト代表取締役

佐治邦彦

執筆者のWebサイトはこちら https://www.sunast.co.jp/

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