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消費税増税前に中小企業がすべきこと

  10億ビジネスの経営数値成長戦略 野口 タカ子 SPECIAL
野口 タカ子 SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室 代表取締役 野口 タカ子

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

FROM 経理の現場から

2ヶ月ほど前、新規開拓が得意な社長さんが、ちょっと困ったことになっていました。

新しいお客様も増やしたいし、対応できる社員も増やしたい。

入社3年もすれば、日常業務はできているのに、新規が増やせない社員ばかり。お客様からも、たまには社長が来てよ、話が通じなくて、と連絡が入ります。

新規獲得と消費税の微妙な関係?

「ノグチ先生、相談があるんだけど~」と、社長さんから電話が入ってきました。

社長の目的は、「売上を上げたい」

新規を増やせる社員がすぐに育つことは難しいから、そこを何とかできる方法は何かと?

業界の勉強会に出かけたところ、クラウドサービスというパンフレットがありました。

今どきの従業員には、パソコンで情報を見せないとダメじゃないかと助言されました。

「業界の業務を標準化する、いいね、お客様からのクレームをなくす、いいね。」

でも、俺には標準化クラウドもどんな意味になるかわかんない。

PCは一人一台持ったけれど、なぜそれで売上が上がらないか、分からない。

そこで社長さんに質問しました。

今まで従業員が、取り逃していたと社長が思う売上は?

「ウチの業務は住宅関連サービスだから、新規の住宅工事をしていたら、すかさず営業してほしいのだけど、ウチの従業員はしないんだよね。」

今度は、従業員のみなさんに聞いて回ります。

営業が難しいと思った理由はな~に?

「料金が決められないんです。確かに全部の情報をパソコンで見せてもらっているけど、沢山ありすぎて、僕らには、どの事案がどの料金に当てはまるのか分からないんです。」

確かに!

PCの資料から料金を書き出していくと、50とおり以上の金額が見えます。

一定の括りで金額が分けられるモノの、細かく端数が違っています。

専務が口を濁します、「これって、社長が時々に税込契約したから。」

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現場の困りごとに、税金問題があった。

「消費税込みで、契約します、と話しちゃって今までやってきたお客さんが多くて。

実際困ってますよ。最初3%だったから少しこっちで負担してもと思っていたけど、5%になり、8%になりでしょう。来年は10%って、1割だものね。どうしよう

新規契約をとりやすくする、社長の奥の手がこの「税込契約」でした。

期間限定で今契約すると、消費税分安くなる。

どうやら、これが社長の決め技です。

新規はとれても、放っておくと、税率が上がって、結果、税金負担は会社がかぶります。

そんなのはイヤです。

メリットは、お客様にも自分達の給与にもほしい!従業員は思っています。

 

消費税導入前に、何する?

そこで考えたのが、会員制の導入です。

まず、3%時代、5%時代、それぞれのお客様をグループ化しました。

契約時期が同じ顧客を、契約期間に応じた会員割引を持たせるグループです。

新しいサービスを加えて、「おまとめ料金サービス」を造りました。

新たなサービスがついているので、値段は上がっているのに、既存客の45%が、ご契約です。新しいサービスと言っても、実は他のお客様で実施していて、好評なサービスです。従業員にも、料金表がスッキリして、契約期間に応じた割引制度がわかり、好評です。

つまり、彼らも営業できる仕組みです。

消費税導入前に使いたいフレーズです。

使う時には、一工夫したいものですね。

PS.

なぜ、お客様がいなくなるか?従業員が止めるのか?それは、あなたが、関わらないからだって。奥さんと同じですよ、社長さん。

 

10億ビジネスの経営数値
野口 タカ子

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室代表取締役

野口 タカ子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.n-keiei.co.jp/

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