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反省をいくらしたって業績は上がらない!今年、鍛えるべきはメタ認知

  ブランディング営業体制 吉澤由美子 SPECIAL
吉澤由美子 SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社 代表取締役 吉澤由美子

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「前回の失敗を反省して改善したのに……」 

こう嘆く経営者さんは少なくありません。

過去の失敗を踏まえ、改善に改善を重ねておられます。

でも、なかなか上手くいかない。 

この理由、分かりますか? 

答えはとても簡単です。

「反省」しているからです。 

何故、「反省」は良い影響をもたらさないのか?

これを、今回は記していきます。 

 

■反省は人間から自信を奪う 

日本人は「反省」が好きです。

これがあったからこそ、現代の繁栄があるともいえます。

学校教育の中でも、しばしば教師から反省を促される場面がありましたよね。 

自らを省みて、改善をしていく。

自分を律する為に、必要だと教えられてきている筈です。 

ですが、反省ばかりしていたら、どんどん自信が失われていきます。

反省は自分の悪い部分をクローズアップして考えますよね。

これを続けると、「自分には良いところなどない」と思い込むようになるのです。 

自信が失われると、画期的な商品やサービスの開発がしにくくなります。

良いと思うものでも、受け入れてもらえる自信がなかったら提案できません。

どうしても、守りに入ってしまう。 

結果的に伸びる力が失われます。 

現在の低迷している日本をご覧いただくと、この現象が起きているとお分かりいただけると思います。

景気は上向きになっているものの、依然、心躍る新商品や新サービスは生まれにくい環境です。 

反省ばかり行ってきた弊害です。 

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■洗脳の手法でもある「反省」 

反省が人間から自信を奪うことは、先述しました。

恐ろしいことに、自信が失われると自己も喪失してしまうのです。

自己が失われると、自分の意見や意思がなくなり、誰かの言いなりになってしまいます。 

ですから、洗脳にも用いられています。 

例えば、カルト教団でよく行われているものに、「自己批判」というものがあります。

教団によって言い方は様々ですが、やり方は同じです。

仲間の前で「反省」を発表するのです。 

自分の悪いところを述べさせ、自分が如何に矮小な人間かを仲間の前で宣言。

その上で、教団の唱える「正解」に近づく為の努力をするのですから、自分の考えなど失われて当然です。 

カルト教団でなくとも、反省会を繰り返している会社でも起きている現象です。

ワンマン社長さんの会社では多いですね。

ご本人にそのつもりはなくとも、結果的に社員さんを洗脳しています。

当然、このような会社ではイノベーションは起き難い。 

社内にそのような空気がなくとも、個人で反省を繰り返している人も危険です。

自分で自分を洗脳。

この場合、自分より権威のあるものにすがるようになります。 

その「権威」が正しいか間違っているかも考えずに……。 

 

■反省よりもメタ認知の強化を 

メタ認知という言葉をご存じでしょうか?

心理カウンセリングなどでよく使われる言葉です。 

「メタ」とは「高次」という意味。

メタ認知は、今よりも高い位置から認知するということです。

客観視とも言い換えられますが、最も近いのは「自分の俯瞰」でしょうか。 

この場合、俯瞰ですから、自分の悪い部分だけでなく良い部分にも目を向けます。

ここが、反省との大きな違いです。 

悪い自分ばかりをクローズアップせず、良い自分も同等に見る為、ポジティブな解決策が浮かんできやすくなります。 

例えば、プレゼンがいつも上手くいかない人がいるとします。

この場合、何故、上手くいかなかったのか、自分を取り巻く全てから原因を探ります。 

喋り方なのか資料なのか、それとも相手に聞く気がなかったのか。

それらを客観的に分析。

そこに反省の入る余地はありません。

とてもシステマティックです。 

もし、これが反省であれば、もう一人の自分に罵倒されているようなものです。

俯瞰であれば、もう一人の自分にアドバイスを貰っている状態です。

どちらが建設的か、もうお分かりですよね? 

反省をするのは、もう止めてください。

これからは、自分の俯瞰、メタ認知の強化が重要です。 

 

■反省のし過ぎで自信がなくなった人に 

服を買う時、自分に似合う服を店員さんに選んでもらうことがあるでしょう。

私も時々ありますよ。

自分では普段選ばない色の服が、意外とピッタリくることがあり、これが楽しみで店員さんに選んでもらうことも。

なかなか、本当の自分というものは、自分では分からないものですね。 

これはビジネスにも起きることです。

他人から見える自分の役割は違う。

その上、反省のし過ぎで自信が失われていたら、正しい自分の役割など分かりっこありません。 

経営者さんの場合、この認知のズレが業績に関わってきます。 

本当はもっと多くの人に役立てる商品やサービスがあるにも関わらず、反省の繰り返しで小さくしかアピール出来ていない会社を見るにつけ、とても寂しい気持ちになります。

もっと自信を持って欲しい。 

もし、自分の良いところが自分で分からないなら、お声をかけてやってください。

私があなたの素晴らしい部分を見つけます。 

人間は一枚の紙きれではありません。

複雑な多面体です。

自分以外の視点で見ると、また新たな一面が見つかりますよ。 

最後まで読んでくださり、有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

 

【ブランディング営業】脱・お願い営業を実現する経営視点
吉澤由美子

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社代表取締役

吉澤由美子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.hc-bm.com/

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