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職場の良い雰囲気に埋もれて見えない 社員の真の悩みに気づけるか

SPECIAL

業績を伸ばす、アクティブメンタル体制コンサルタント

株式会社ココティアコンサルティング

代表取締役 

これまで2,500件以上の労働者のメンタルヘルス相談を受け、対応・解決してきたスペシャリスト。独自の「アクティブメンタル」体制構築で、多くの企業を支援する専門コンサルタント。中小企業が業績を上げ、持続的に成長、繁栄していくために必要な、社員が心身共に健康でイキイキ仕事に熱中し、能力を最大限に発揮できる職場環境を作りあげるオリジナルプログラムとして、いま大きな注目を浴びている。

働きがいのある職場づくりにアクティブメンタル

会社の業績も雰囲気も良いので、自社は問題ないと安心していませんか。

以前より定期的に訪問しているある企業では、業績もよく、社員一人ひとりは能力も高く、能力を生かして働いています。そのため、メンタルヘルスやハラスメントなどの問題もほぼありません。当初、職場環境も特に早急に解決しなければならないという課題を持っていませんでした。

ところが、複数の社員の方にインタビューしてみると、多くの方が同じような悩みを話されたのです。それは、「自分の仕事が、誰の何に役立っているのか実感が持てていない。」というものでした。

会社の業績も良いので、会社全体の雰囲気は良いのだと語られます。ですが、その組織で働く一人ひとりの社員の目線になってみると、自らの仕事に意義を見出せなくなっていたのです。

また、同僚の仕事についてもさほど関心を持つことなく、どんな仕事をしているのかよくわからないばかりか、仕事上の関わりがあり、助言や協力をしたとしても、「これは私の仕事だから当たり前」ということで、横のつながり、コミュニケーションが希薄になっていたのです。

当たり前のことを当たり前のようにやっているだけ。業績も良い分、給与も悪くないので、特に大きな不満はないという状況でした。

目に見える問題や課題はないものの、新しいことに率先して挑戦するというような雰囲気はありません。可もなく、不可もない環境で、できれば現状維持が良いという心持が伝わってきます。これでは、イノベーチョンは生まれません。実際、社風としてはとても明るく雰囲気は良いのですが、互いになれ合いになってしまい、良い意味での緊張感や上昇志向が感じられませんでした。

なれ合いのぬるま湯組織を放っておくとどうなるのか。

さて、このような社員の意識が蔓延した職場環境ですが、社長の目線では、どのように移るのでしょう。

業績も悪くないし、特に問題もない。社員も待遇にも一応満足しているのだから良いだろうと捉えるのか、あるいは、いくら業績が良いとはいえ、長い目で見れば、これは企業の危機的状況に違いないと思うのか。その考え方の差は、将来の会社のあり方に歴然とした差として表れてくるのです。

会社は社員の働きがいを提供すべきである

ところで、ワーク・エンゲージメンントという言葉をご存じでしょうか。仕事に対して、イキイキと熱意を持って取り組んでいる状態、ストレスにも強く、仕事に粘りや努力を惜しまない状態が、持続していることを指します。

これは、仕事を第一優先にし、猛烈に長時間労働をするという「ワーカホリック」な状態とは異なります。働きすぎの状態は、いずれ疲弊し抑うつ状態に陥り、自信を失い、さらに仕事への興味や関心が低下してしまうという、いわゆる燃え尽き症候群を引き起こすとも言われています。仕事に対してエンゲージしている状態では、仕事を楽しいと感じ、仕事を通じて活力を得て、イキイキしているのが特徴です。

さて、アクティブメンタル組織づくりでも、社員ひとりひとりが仕事に対して高いエンゲージメントを持つことを目指しています。社員のエンゲージメントが高い組織では、業績や、生産性、そして社員の離職率などに大きな成果が出ています。

職場の雰囲気も特に悪いわけではない、メンタルヘルスやハラスメントの問題もない。だからこのままで良いのか。社員ひとりひとりが、仕事にやりがいを感じ、イキイキと楽しんで熱中できている状態を目指し、会社の未来成長戦略として位置づけるのか。

決めるのは社長、あなたです。

 

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