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頻発する悪質SNS投稿トラブル、なぜ従業員は蛮行を働くのか?対策は?

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ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社

代表取締役 

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「うちでこんなことをされたら倒産だ……」

アルバイトスタッフによる悪質SNS投稿のニュースをご覧になり、このように頭を抱えておられる方は多いのではないでしょうか。 

飲食店やコンビニエンスストアでの不衛生行為の公開は、清潔好きな日本人が嫌悪感を抱くのに十分です。

頭ではその行為をしたアルバイトスタッフが悪いと分かっていても、生理的に受け付けなくなる。 

こうなると、汚名返上するのは至難の業です。 

そうなる前に対策を取りたいもの。

今回は、この悪質SNS投稿対策についてお話していきます。

 

■厳しい対策を取る前に 

蛮行を働くアルバイトスタッフを法で裁くのも、バカと断罪するのも簡単です。

対策も、社則を厳しくしたり監視を置いたりすると、とても簡単です。 

しかし、その前に考えなくてはならないことがあります。 

「何故、彼らはあのようなことをするのか?」 

まずこれが分からないと、本格的な対策が取れません。 

最初はこれを考えなくても、社則を厳しくしたり監視を置いたりの対策は、効果を感じるでしょう。

ですが、最終的にアルバイトスタッフは息が詰まり、どんどん辞めていく筈です。 

そうなると、悪評が立つ以前の問題。

お店や会社が立ち行かなくなります。 

こうならない為にも、物事の本質を捉えていかねばなりません。

「何故、彼らはあのようなことをするのか?」 

 

■普段は受け身だからこそ暴れたい 

彼らの行動を見ていきましょう。

アルバイト先で仲間たちとワイワイ楽しそうに、不衛生行為を動画に撮影しています。

まるで、教室でクラスメイトとじゃれているように。 

これが最初のポイントです。

彼らは会社の「生徒」でいるつもりなのです。 

学校教育の中でもアルバイト先でも、正解だけが用意されています。

自分の頭で新しいアイデアを考えたり、未来を想像したりする必要はありません。

その「正解」だけを目指せば良い。 

受け身でいることが正解だから、何も考えません。 

しかし、常に受け身でいるのはつまらないですよね。

特に男性は、自主独立を目指しますから、自立のパフォーマンスとして会社に盾突くこともあります。 

そう、あの悪質SNS投稿は自立のパフォーマンスの一環なのです。 

応援コラム第119話でも記しましたが、自立のパフォーマンスとして自分の所属する組織に盾突く人は若者でなくても存在します。

このような人たちは何を求めて、反抗するのか覚えておられますか? 

これが悪質SNS投稿対策で、一番大切な部分です。 

 

■イイネ!を欲しがる若者たち 

雇用主に反抗をし自立アピールの為、悪質SNS投稿をするとご理解いただけたと思います。

その上で悪質SNS投稿をするアルバイトスタッフには、SNSに投稿する目的があります。 

それは「イイネ!」です。 

フォロワーに「イイネ!」を貰うことにより、自分が認められているという実感が得られる。

だからこそ、SNSに投稿をします。

つまり、承認欲求を満たす為の行為なのです。 

承認欲求は誰もが持っている欲求です。

誰かに認められたい、褒められたいという気持ち。 

恐らく、悪質SNS投稿をしているアルバイトスタッフは、会社から褒められた経験はないでしょう。

褒められることがないから、自分の仕事の意味も目的も分からず、ただ与えられる仕事をこなすのみ。 

そうなると、外部に承認を求めるようになります。

それがSNSです。 

アルバイト先でする必要がないように思われますが、これは彼らなりの復讐の意味もあります。

給与の安さ以上に、会社から無視されていることへの怒りです。 

問題になっている会社の多くは、現場をアルバイトスタッフだけに任せている時間が多い会社です。

つまり、給料だけ払いアルバイトスタッフを無視している状態。 

自分を無視する相手に敬意を払う人間などいませんよね。

敬意を抱けないから、不衛生行為も平気で行えます。 

一方、SNSでは「イイネ!」と褒めてくれる人がいます。

アルバイトスタッフがどちらを重視するか、もうお分かりですよね。 

 

■直接「イイネ!」を伝えることが対策に 

悪質SNS投稿対策で最初にすることは、アルバイトスタッフの人格を認めることです。

些細なことでも褒め、「ありがとう」と伝える。 

インターネット上での「イイネ!」ではなく、直接顔を見ながら「イイネ!」が最大の予防策なのです。 

会社に喜んでもらえる実感が得られれば、仲間だけの狭いコミュニティでの「イイネ!」は不必要になっていきます。

加えて、目的意識を持って働けるようにもなります。 

もちろん誓約書も必要です。

ですが、予防策として捉えるなら、これ以上に良い方法はありません。 

あなたは、自社のアルバイトスタッフを褒めていますか?

指示だけをして放置はしていませんか? 

アルバイトスタッフは取り換えの利く生きた部品ではありません。

それぞれが感情を持つ人間です。

褒められれば嬉しい気持ちになり、無視されれば嫌な気持ちになります。 

雇用も人間関係の一つ。

雇用主と労働者、双方が気持ち良く過ごすには、それぞれが認め合わないと良い結果は生まれません。

 

■学び続けるあなたに 

このコラムを読んでくださっているあなたの会社の従業員さんは、とても幸せだと思います。

何故なら、あなたがこうやって今も学び続けているからです。 

会社を設立するだけして、上澄みだけ吸い取る経営者さんも少なくない中、あなたは会社のことを考えている。

これは従業員さんにとって、とても幸せなことです。 

これからも一緒に学んでいきましょう。

そして、社員と一緒に事業を発展させてください。

応援しています。 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素敵なものでありますように。

 

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