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「従業員を犠牲にする経営」と「従業員をしあわせにする経営」の違い

  ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
船坂光弘 SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

人手不足が慢性化する中で、

「仕事はあるのに人が居なくて受けられない」、

「人が居なくて、ただ現場を回すだけで精一杯で顧客満足どころではない」、

「現場で手一杯で新しい戦略を考えたりする余裕がない」

といった悲鳴に近い声が聞こえてきます。

このような時代の中でも、大企業でなくても「人に困っていない企業」があることも事実です。

それらの企業は共通して、決して待遇や福利厚生が充実しているからではありません。

例えば、ある飲食店は社員は少数、殆どが学生アルバイトで現場を回していますが、当然、学生なので卒業と共にアルバイトを辞めてしまうのですが、必ず、辞める学生が次の後輩を紹介してくれるので人には困っていません。

一方で、いつも「アルバイトが入っては辞める」を繰り返している慢性的な人手不足の職場もあります。

その違いは何か?

それは、ひと言でいえば「人に勧めたくなる会社、職場であるか?」に尽きます。

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今までは、そこそこの福利厚生と給料を払っていれば従業員にはそこまで困らない時代を私たちは過ごしてきました。

仮に辞めてしまっても、また求人を出せばある程度は補充出来てきた時代です。

しかし、これからの時代はそういう訳にはいきません。

中途採用が難しいなら、それでは新卒で補おうと思っても新卒も売り手市場で、大企業優先で中小企業にはなかなか人財が回ってきません。

それでは、どうしたら良いのでしょうか?

それは、今までの経営の考え方、あり方を大きく変える必要があります。

今までは従業員に無理を強いて苦しい仕事をさせて、ある意味、従業員を犠牲にして企業経営を成り立たせることができた時代です。

しかし、これからはそうはいきません。

なぜならば、給与や待遇だけでは余程の違いが無い限りそれだけを理由に我慢して、そこで働く意味を感じる人が減っているからです。

それでは、どのような経営をするべきか?

それはズバリ「従業員をしあわせ」を考える経営です。

そのしあわせとは、

➀従業員がこの会社で働くことに意味・意義を感じること

➁自分の仕事にやりがいや誇りを持てること

➂自分がこの会社、職場に必要とされること

➃自分の仕事が誰かの役に立っている喜びを感じること

⑤自社のメンバーと一緒に働けることに喜びが得られること

です。

これからの経営は、このことを従業員が実感できるマネジメントをする必要があり、それには、トップである経営者が従業員に接する態度や行動、言葉掛け、そのひとつひとつが会社全体に大きな影響を及ぼします。

経営者が心から従業員の幸せを願って愛を持って向き合っているのか、利己しか考えていないかなどは経営者の普段の言動を見れば、従業員はすぐには分かってしまいます。

そして、その中でも重要なのが企業の根幹である理念です。

「自社が何を目指していて、どんな価値を提供するか」

「顧客、従業員、社会へこの会社がどのような貢献をするか」

この考え方、価値観に従業員が共鳴、共感すること、そして、その理念はあるだけではなく、それを社長が先頭に立って実現に向けて従業員を巻き込んで体現すること、この事が従業員のロイヤリティ、エンゲージメントに繋がり、従業員満足度(ES)を超えて、従業員の幸福感の醸成に繋がります。

これが、企業経営においては定着率、採用率、生産性、顧客満足度、従業員満足度そして最終的には収益の最大化に繋がります。

これからの経営は「従業員をしあわせにする」ことが、そのしあわせな従業員からサービスを受ける「顧客のしあわせ」に繋がり、それにより「企業が繁栄」し、それが結果的に「社会貢献」に繋がる。

それを念頭に置いた経営ができなければ、これからの時代は「人手不足倒産」になるリスクが更に増すことになるでしょう。

あなたの会社は、従業員を「犠牲」にしますか?

それとも「しあわせ」にする為に行動しますか?

 

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【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点
船坂光弘

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら http://www.thehospitalityteam.jp/

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