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キャッシュリッチな社長が信じない「間違った世間一般の常識」

SPECIAL

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社

代表取締役 

次世代経営者専門の財務コンサルティング機関。同族会社のオーナー社長・二代目社長に対して、経営基盤を頑強なものにする、「ダイヤモンド財務」の築き方を指導。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関ですので、あらゆる会社経営にまつわるお金の悩みが寄せられます。金融機関との付き合い方や相続対策に始まり、財務体質を強化するための打ち手や資金繰りを改善するための具体策など、同族会社の「お金」に関するご相談ごとなら、どんなことでもご支援できるのが当社の強みです。

そんな中で「売上は増えているのにお金が残らない」というご相談をお受けすることがあります。そのような社長さんは「間違った世間一般の常識」がアタマの中を支配しているのです。それが原因で、頑張っても頑張っても経営が苦しいまま…という負のスパイラルに陥っていくのです。

「間違った世間一般の常識」とは、どういったものなのでしょうか?

私がこれまで出会ってきた8割以上の社長や、一般的な税理士は「売上が増えれば、潰れない会社になる」「売上を増やして利益を出せば、お金も増える」「売上を増やして人を育てれば、お金が残るはず」「節税商品を使った節税対策をすれば、お金は残る」と考えます。

ですが、これらは、全て「間違い」なのです。

確かに売上も、利益も大事です。もちろん人も大事です。ですが、これらの「経営改善」だけを一生懸命に頑張ったとしても、お金は残らないのです。

多くの社長が「経営改善」という言葉に騙されてしまっています。「経営改善」と「お金が残る」こととは、全くもって別の次元の話であるという事実を知らないまま経営の舵取りをしているのです。

あらゆる経営課題の中で、最も優先して解決しなければならないのは「お金の問題」です。「お金の問題」を後回しにすると、後々、社長だけでなく家族や社員の人生まで変えてしまう大きな問題に発展してしまいます。

売上が減っても会社は潰れません。ですが「お金」が底を尽きてしまって、資金ショートを起こしてしまえば、会社は簡単に潰れてしまうのです。それにも関わらず、この事実を軽く考えている社長が意外なほど多いのです。

私が常々「財務を知らない人は、社長になってはいけない」と申し上げているのは、財務を知らないと、社長自身だけでなく、家族や社員などの社長を取り巻くすべての人たちを不幸にしてしまうからなのです。

財務を知っている社長の会社は、時間の経過とともに豊かに繁栄していきます。周囲も羨むようなキャッシュリッチの会社になっていきますし、社長だけでなく、社長を取り巻くすべての人たちが豊かに潤っていきます。

真にお金が残る会社づくりをし、どんな不測の事態でも絶対に潰れない会社づくりを目指すのであれば、社長自らが「財務」の実務を自由自在に操れるようにならなければならないのです。あくまでも「財務」は、社長と社長を取り巻くすべての人たちが豊かに潤っていくための社長のための実務なのです。

そして、事業を永続させるためには、継続的な事業投資が不可欠になってきます。財務を自由自在に操る社長の多くが、事業投資を継続的に行うことで自社の経営の質を向上させて、成長発展のスピードを加速させているのです。

一方で、財務を知らない社長の会社は、いつまで経っても売上ばかり気にします。「売上を増やさなければ投資が出来ない」「投資をしたら利益が出ない」「利益を出すためには節約しないと」と考えます。アタマの中には「売上を増やすことだけ」「節約することだけ」しか、課題解決の糸口がないのです。そんな社長の下では、いずれ社員も疲弊していきますし、会社の未来も拓けません。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。もっといえば、会社の未来を創ることです。

ダイヤモンド財務®コンサルタント
 舘野 愛

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