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衰退する組織にはびこる悪しき判断基準=○○基準

  組織の成長加速 木村英一 SPECIAL
木村英一 SPECIAL

組織の成長加速コンサルタント

株式会社グロースサポート 代表取締役 木村英一

組織の成長加速を促し、業績躍進を実現させる辣腕コンサルタント。これまで130社以上の企業において、経営者のコンサルティング、経営幹部、経営リーダーの育成に携わる。組織とリーダーの成長段階を知り尽くし、経営者と同じ目線で語ることのできる希有なコンサルタントとして活躍中。

Y社での会話、「だから、わかるよ!○○君のさ、その考え方。だけど、この会社のやり方は、ずっと前からこうなんだよ」とH部長は、S課長の提案を退けました。

M社での会話、「わかった。うん、社長に聞いて見るよ。まぁでも、社長はこういうのあんまり好きじゃないから。まぁ、ダメ元で聞いてはみるよ」とY専務。社長の名前をだして、やんわりとT部長の提案は却下であることを伝えました。

N社での会話、「そうじゃない。前からやってきたやり方はそうじゃない。まず今までのやり方をしっかりやりきればいい」広告効果の低下傾向から脱すべく、新しい手法を提案したK部長。それをとかたくなに、自分の成功事例を元に、自分のやり方に固執するM取締役。

それぞれ、別々の会社ではありますが、部下の提案に対する3人の上司の反応には、ひとつ共通なことがあります。

それは、判断基準が全て過去基準であることです。対話には自分の思考のクセがもっともよく現れます。過去基準で判断する傾向があると、いつも同じように過去基準で判断し、端的に言うと、「今まで通りじゃないとダメ」と言って全て退けているのです。

競合のない会社はありません。「以前はこうだったから、今度もこうなるよ」という考え方をしていたら、競合に出し抜かれてしまいます。競合がやっていないことをしなくては勝ち残れません。


私がこの話をすると、時々反論をもらいます。その反論とは、「過去の話であっても、改善策を、対応策を考える上で重要なもののはず。過去の話にも重要なことがあるはずだ。」というもの。

もちろん、顧客クレームや、事故の再発防止のためには、原因究明なしには、先に進みません。過去基準が全て悪いわけではありません。しかし、過去基準に基づいた過去の延長か、未来基準に向かって未来の創造か、どちらの対話が多いのか、一度振り返るべきだと思うのです。

組織が停滞してる組織や、問題を抱えていますという会社では、判断の基準が過去基準ばかり、、、は結構な頻度で遭遇します。

実際にその組織に入って、常務と部長、部長と課長というように、階層の異なるマネジメンの対話を聞いていて、その共通性に驚くいてしまいます。まるでそれが企業文化になっているように、誰も彼も過去基準で判断する組織があるのです。

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何もしなければ、最も確からしく明日は、昨日とほぼ変わらない。こうして、未来は過去の延長になります。

「過去こうだったから」
「今までこうだったから」
「お前はは今までこうだったから」
「内の会社は、こういうやり方でやってきたんだから」

過去の踏襲は、重力のように、全ての物事を過去に引きづっていってしまいます。課題が生じると、何でも過去に引き当てる。慣れてしまうと、これは一番簡単な課題解決の方法になります。

衰退リーダーは、その過去の重力に何のためらいもなく、身を委ねてしまうのです。重力に抗うのはエネルギーがいりますから、簡単に過去の基準になびいてしまうというわけです。

もちろん、経営者は誰一人として、過去基準の組織なんか作りたいと思っていないはずです。しかし、実際には、多くの企業が過去基準に染まっていきます。なぜか?それは、その組織の上司と部下の対話が過去基準になっているからです。

そもそも社長が幹部も含め、社員との対話が過去基準になっていると、オセロのように、組織全体が全部、過去基準に染まっています。

今、この記事を読んで「あ、やばい」と思っても大丈夫です。対話を未来基準に変えるのは、多くの社長は、4ヶ月も関わらずに変えていくことができます。

この変化の様を言葉で伝えられないのがいつももどかしいですが、まるで映画か、ドラマのように、劇的な変化が起こります。


さて、御社では如何でしょうか?

過去に縛られ、過去基準のリーダーがいますか?その結果、向上心、成長意欲を抹殺された社員は増えているはずです。もし、そうだとして、いつまでその状態を続けていきますか?

 

経営者のための、「組織の成長加速法」
木村英一

組織の成長加速コンサルタント

株式会社グロースサポート代表取締役

木村英一

執筆者のWebサイトはこちら https://www.change-growth.jp/

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