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経営者と技術者の意思疎通が良い会社と悪い会社の違い

  商品開発 四谷剛毅 SPECIAL
四谷剛毅 SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン 代表取締役 四谷剛毅

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

様々な企業の技術開発のお手伝いをしていると、よく直面する問題が「経営者と技術者の意見の対立」です。

経営者は、技術者の言っていることが理解できずに経営の立場からの意見を言い、技術者は、経営者の言っていることが理解できずに技術の立場からの意見を言います。そのまま放っておけば、力関係から経営者の意見が通りますが、技術者は、不満や不服を抱えたまま、しぶしぶ従っている状態なので、結局上手くいかなくなります。

そのため、そういった意見の相違や対立が見られた時には、両者の間をつなぐことをしています。その頻度は想像以上に多く、これまでお手伝いしてきた企業の大半で行ってきました。経営と技術の両方を行った経験を持つため、必然と言えば必然かもしれません。

さて、問題は、どうやって経営者と技術者をつなぐか?です。
皆さんは、どうやってつなげば良いと考えますか?

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「まずは、お互いが少しでもお互いの立場を理解し、相手の意見を理解しようとすること」
これが、最も一般的な答えではないでしょうか。これは正しく、基本的な解決策です。実際に、間に入って相手の意見を相手が理解できるように翻訳して伝えるだけで、誤解が解け、意思疎通が改善することはよくあります。

しかし、考え方に違いがある場合、理解はできても問題(意見の相違)の解決にはなりません。相手の言いたいこと、言っていることは理解できても、「その意見、考え方は、受け入れられない」というケースです。この場合、互いに信念と情熱を持って仕事をしていればしているほど、その対立は深まります。放っておけば、意思の疎通がどんどん悪くなっていきます。

ただ、こういったケースでも、不思議と最終的には意見が一致し、意思疎通がしっかりとできる会社があります。

そういった会社には、経営の視点や技術の視点とは異なる、第三の視点が必ずあります。その第三の視点を、経営者と技術者が共通して持ち、また、その視点を最も重視しています。ですから、途中、どんなに意見が対立しても最終的には第三の視点から意見が一致し、しっかりと意思疎通ができるのです。

経営者と技術者が共通して持つべき第三の視点。それは、「お客様の視点」です。

経営者と技術者が、これは、お客様にとって、お客様から見たら、どう考えるべきか、どうあるべきか、を共通して考えることによって、両者は一致できるのです。なぜなら、「お客様のために」これが経営者と技術者の共通の目的だからです。

意思疎通の悪い会社には、この「お客様の視点」が欠けています。自分たちの視点に終始してしまい、対立を深めているのです。

その昔、ある有名な日本の経営者が引退を決意したエピソードがあります。

その経営者は、ある日、技術社員からこう言われました。
「社長、それは、お客様が求めていることとは違います」

この経営者は、自分の主張(思考)がお客様から離れてしまっていることに、このとき気づきました。そして、「社員の方が分かっている。自分がそれを邪魔している」と認識し、引退を決意したそうです。お客様のことを考える社員を立派に育て上げた名経営者の、立派な引き際です。

御社では、経営者と技術者が、お客様を中心に、議論していますか?

 

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売れる商品開発を実現する社長の視点
四谷剛毅

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン代表取締役

四谷剛毅

執筆者のWebサイトはこちら http://stecplan.com/

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