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目標達成のコツ

SPECIAL

社内独立店開コンサルタント

株式会社ストアブレインコンサルティング

代表取締役 

経営コンサルタント。アパレル、小売、飲食チェーン指導などに強みを持ち、店長再生から店舗最盛へとつなげていく独自の「社内独立店開」手法を指導する専門家。
自らは店舗を持たない「販売・運営」に特化した経営スタイルに、多くの異業種経営者、店長が注目。路面店から百貨店、都心型SC、郊外型ショッピングモール…など、多様なチャネルで成果を上げ、店舗の強みを引き出す天才と称されている。

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回は新年らしく、目標について触れていきたいと思います。当コラムをお読みの皆さんも新年の目標を立てている方が多いのではないでしょうか。

私も毎年目標を立てています。当然ながら、目標が達成できる年もあれば、全くダメだった年もあります。私の場合、平均すると、おおよそ8割くらいは達成できているイメージでしょうか。

ちなみに、私が個人的に考える、多くの人が目標を達成できない要因の第1位はダントツで「目標そのものを忘れている」です。新年の勢いに任せて、目標っぽいものを掲げたものの、3日後には忘れてしまう… かく言う私もその一人でした。他にも「目標がデカすぎる」ことも要因の一つとして挙げられます。つい調子に乗ってしまい、達成不可能な目標を立ててしまう… 私もやったことがあります。

また、上記の要因とは別に、不本意な目標未達成を避けるために気を付けるべき点があります。それは、自分がやるかやらないかで決まる「行動目標」と、できるかできないか、相手や外部環境が影響を与える「成果目標」を分けておくことです。この二つは目標の性質が全くと言っていいほど違います。

例えば、「毎朝6時に起床し、ランニングをする」は行動目標です。自分がやれば目標は必ず達成されます。あるいは「毎週ブログを書く」「経営塾に通う」なども行動目標です。「毎日営業の電話を10本入れる」もそうですね。

一方で、「売上10億を超える」や「クライアントを10件増やす」、「資格試験に合格する」などは成果目標です。自分がどんなに頑張っても、相手や環境によって成否が左右される目標です。身も蓋もない言い方をすれば、成否がどうなるか誰にもわからない目標と言えます。

ただ、どうなるかわからないとはいえ、成果目標の達成にはポイントがあります。成果目標と行動目標を連動させることです。例えば売上10億が成果目標の場合、行動目標としてDM送付数や電話連絡数、顧客訪問数などを紐づけておくことが成否を分かつポイントになります。

目標が達成できない人は、成果目標だけ立て、行動目標に落とし込んでいない場合が多い印象です。要するに、成果目標を達成するための行動が伴わないのです。

「自分でコントロールできない成果目標」、「自分でコントロールできる行動目標」という性質を理解したうえで目標を立てる。行動目標はやるかやらないかで決まります。そして成果目標は「行動目標の達成度」によって成否の可能性が飛躍的に高まります。

何だか当たり前の話をしているようですが、目標がごっちゃになってしまい、結局目標が達成できず、その後目標すら立てなくなる人も多く見受けられます。私はこの状態を非常にもったいないと感じています。

すでに目標を立てている方は、この視点で見直してみてください。目標を立てていなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。1年後にその効果を感じていただけると思います。

 

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