知的財産取得への投資を考える前に(社長さん、ちょっと待った!)
「今までシステム構築の請負とかをやっていたんですが、新たにコンサルティング会社を立ち上げようと思っているんです。会社名とかは商標を取った方がいいでしょうか?」
これは、先日私の知り合いのIT系のプロの方から受けた相談です。
その方は、単なるシステム構築ではなく、その上流からITに関するコンサルティングもやり、より貢献度を高めたいという想いで会社設立を考えておられ、その際に知人から「真似されたらあかんから、商標取った方がええよ」と言われ、私のところに相談に来られました。
さて、新たに会社や個人事業を起こされる際に、知的財産を取得するかどうかということで悩まれる方もいらっしゃるかと思います。
上記の相談に対し、私からは「商標を取るかどうか検討する前に、どのようなお客さんに対しどのようにアプローチし、どのようなスキルを活かして、どうやってコンサルティングをしていくかは決めていますか?もし決まっていないのなら、順番が逆やと思いますよ。商標は、これらを決めて実行し、知名度が上がってからでも遅くないと思います。」という風に考えをお伝えしました。
「知的財産を取得して参入障壁にする」
「知的財産を活用して経営に活かす」
これらのことを考え、実行する前には必ずやるべきことがあると私は考えています。
それは、「マーケティング」です。
以前、このコラムで「知的財産活用とマーケティングの関係」について書きましたが、今回はその順番についてです。
マーケティング活動をするためには、
- 何がしたいのか?
- 誰に、何を提供するのか?
- どうやって提供するのか?
- いくらで提供するのか?
- なぜその商品やサービスを提供する必要があるのか?
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