小さくても業界を牽引する“リーディングブランド”構築戦略

小さくても業界を牽引する“リーディングブランド”構築戦略価格競争に巻き込まれない独自強者の戦略

著者
渡我部一成(わたかべ かずなり)
ページ数
232ページ
サイズ
四六判
販売価格
¥1,980(税込)
発行
エベレスト出版 (2019/12/1)
ISBN
978-4-434-26826-7

説明

外資系トップブランド企業で数々の実績をあげてきた奇才の実力者が、
その27年にもおよぶプロデュースの手法を初めて公開。単なるブラ
ンド戦略とは一線を画した「自社独自のブランド、しかも小さくても
市場を牽引し、大きな収益を上げられる“リーディングブランド”づ
くりを、あくまでも中小企業経営者のために提示した注目の書。


●もくじ

第1章 「リーディングブランド」は中小企業の勝利の原動力
    9割の経営者が、ブランディングを勘違いしている
    厳しい時代を生き抜く鍵は、誰にも真似できない「独自性」
    日本企業が知らない「ブランディング3つのフェーズ」
    「マーケティング」と「ブランディング」はどういう関係?
    一大ブームとなった「CI戦略」と「ブランディング」の決定的な違い
    今さら聞けない「そもそもブランドって何?」
    あなたの会社のブランド力をアップする3つの要因
    「効果がなかったブランディング」には明確な理由がある
    日本企業の「戦略なきブランディング」がまねく残念な結末


第2章 リーディングブランドだけが手にする5つのメリット
    「量的成長」ではなく「質的成長」が求められる時代へ
    (1)「価格プレミアム」を得て、価格競争を回避できる
    (2)新規顧客とリピート客が増えて売上アップ
    (3)取引先と有利な条件で取引可能になる
    (4)コストをかけない、好意的なメディア露出機会の最大化
    (5)有能な従業員の確保と定着化が容易になる


第3章 経営者が知っておくべきリーディングブランド構築の3大原則
    今や「ブランディング」は経営者のもっとも重要な仕事
    (1)日本企業、最大の弱点を克服する「戦略的思考の原則」
    (2)矛盾、ズレ、不調和をなくして推進力を最大にする「一貫性の原則」
    (3)形なきものを形にするブランディングに必須の「言語化の原則」


第4章 圧倒的ナンバーワンになるポジショニング戦略
    ポジショニングがブランドの運命を決める
    「差別化して競争に勝つ」のでなく「独自性を確立して競争せずに勝つ」
    「絶対的優位」を勝ち取る〝立ち位置〟の見つけ方
    探しても見つからなければ「ひとり勝ち」マーケットを創り出す
    マーケットを広げリーダー企業の価値を上げる〝後発参入〟を歓迎しよう
    ビジネス最大級の特権をもつ「プライスリーダー」になるには
    小さなマーケット発「世界的リーディングカンパニー」


第5章 「費用対効果」を最大化するマーケティングプランの作り方
    マーケティングは「アート」と「サイエンス」の融合
    フレームワークを使いこなして「勝てるプラン作り」を
    「自社」「顧客」「競合」を理解する定番フレームワーク「3C分析」
    自社の独自性を徹底的に知りつくす「VRIO分析」
    戦略目標を見つける「クロスSWOT分析」
    時代を反映する「製品との出合いから購入まで」のプロセス
    顧客をファンに育てる「顧客育成戦略」を実践していますか?
    「本当のPDCA」が回り始めれば成長が一気に加速する
    マーケティング費用は「コスト」でなく「投資」という意識をもつ
    ブランディングが生み出す「経営と現場の好循環」
    Column 強みを補強し、弱みをカバーし合う協業
           「アライアンスマーケティング」の勧め


第6章 組織力を飛躍的に高めるインターナル(社内向け)ブランディング
    「本気の社長」と「受け身の社員」のギャップを埋める注目の戦略
    効果拡大の鍵を握る「営業部員」へのインターナルブランディング
    あなたの会社の理念は経営に活かされていますか?
    「形だけ」の経営理念から脱却する5つの条件
    理念が意識を変え、行動を変え、仕事ぶりを変え、業績を変える
    理念浸透に近道はない〝使う習慣〟を身につけ社内に息づかせよう
    まずは社長の〝パーソナルブランディング〟から始めよう


第7章 世界に羽ばたくブランドを作る

    世界のリーディングカンパニーが「ちっぽけな会社」時代にしていたこと
    小さい会社だからこそ有利なこれだけの理由
    ブランディング効果の最大化に欠かせない「デザインシンキング」とは
    「モノづくり+ブランディング」が中小企業を強くする
    日本発、グローバルブランドの誕生

おわりに

 

著者 渡我部一成 について

株式会社GA 代表取締役。1967年生まれ。1990年立教大学社会学部卒。
イタリアファッションブランド「FENDI」をはじめ、ジュエリー、化粧品、インテリア、商業施設等、様々な業種・業界でブランディングに携わり、ビジネスを成功に導いてきたブランディングプロデューサー。10 社以上の日系企業役員と、グローバル企業のエグゼクティブを歴任し、幅広いマネジメントと多様なプロデュース経験を活かした実践に基づくコンサルティングサービスを提供する。
これまで数多くのブランディングに携わった経験で培った実践知とマーケティング理論をベースに、戦略的に「リーディングブランド構築」を実現する仕組みの体系化に成功。「価格競争に巻き込まれずに、自社独自の圧倒的ナンバーワンの地位を築きたい」、「モノづくり技術や製品には自信があるが、マーケティングやブランディングが、よくわからない」、「新規事業として、B2Cマーケットを開拓していきたい。」…など、積極的に事業展開を仕掛けるクライアント企業から厚い信頼を得ている。

著者のコラム、セミナー情報はこちら