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麻雀から学ぶカイゼンの取り組み

  メーカーの儲かる仕組みづくり 若井吉樹 SPECIAL
若井吉樹 SPECIAL

メーカーの儲かる仕組みづくりコンサルタント

株式会社 しくみカイゼン研究所 代表取締役 若井吉樹

メーカー企業の「儲かる仕組みづくり」の専門コンサルタント。日本の中小企業がやるべき、その会社ならではの「儲かるしくみづくり」について、プロの着眼点で指導。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

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一生懸命カイゼンしても、なかなか思ったような大きな成果が出ない

まだまだやり方が不十分だと、徹底して5Sに取り組む、徹底してムダどりをする

こんな落とし穴にハマりこんでいる会社をよく見受けます

先日もそんな落とし穴にハマった会社の社長さんが、昔麻雀を良くやったというので、こんな話をしました。

麻雀は最初に13個の牌(はい)と呼ばれる約1~2cmのプラスチック製の直方体が配られ、数回から十数回、1個ずつ牌を持ってきては入れ替えて、人より早く役をつくるゲームです。

役はポーカーで言うところのワンペアとか、ストレートフラッシュで、ポーカーより多くの役があり、役によって点数が大きく代わり、複数回ゲームをして誰が一番点数を挙げたかで勝負が決まります。

始めた当初は、点数の高い役を作りたいのですが、いつも完成するのは低い点数の約ばかり。

それでは人より早く、数多く役を完成させても、最後に勝者にはなれません。

そんななか、麻雀の得意な後輩から

「若井さん、最初に配られた13個の牌を見たとき、最終形のビジョンを描いてゲームに取り組んでいますか?」

と何気なく言われ、ハッとしました。

それまでは、最初の13個の牌を見て、その牌を中心に早く役を完成させることに注力していました。

しかし、麻雀は多ければ20個近い牌を持ってきて、元々配られた牌と入れ替えることができます。

場合によっては最初に配られた13個の牌とはガラッと牌を入れ替えて役を作ることもできます。

最初に配られた牌では低い点しか想像できなくても、これから手にする牌に、こんな牌が来れば、こんな高い役を完成させることができる

そんなビジョンを描けば、最初は低い点の役しかできなそうでも、運が良ければ高い役を完成させることは不可能ではありません

逆に点数の高い役をビジョンとして思い浮かべなければ、決して高い役はほぼ完成できません。

どんな牌を手にするかは分かりませんが、最初にこんな役を作りたいというビジョンを描くことで、私の麻雀の腕は格段に上がったことを思い出しました。

カイゼンは麻雀のように、どんな牌が来るか運任せということがありません。

いかに今の現場にあろうとも、あるべきものづくりの現場のビジョンを描き、地道にカイゼンを積み重ねれば、そのビジョンは達成できます

私に質問をした社長の会社では、カイゼンというと、5Sを徹底的にして、現場の作業者のムダを一生懸命取り除いていましたが、自分の工場をカイゼンによってどのようなものづくりのしくみにしていきたいというビジョンはお持ちではありませんでした。

地道にカイゼンを積み重ねることは大事です。

でもカイゼン後のビジョンを持たずに取り組むカイゼンは、比較的短い期間で大きな成果を得ることは難しいです。

みなさんの会社のカイゼンはビジョンを持って取り組んでいますか?

 

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【メーカー企業】儲かるしくみづくりの視点
若井吉樹

メーカーの儲かる仕組みづくりコンサルタント

株式会社 しくみカイゼン研究所代表取締役

若井吉樹

執筆者のWebサイトはこちら http://www.shikumi-kaizen.com/

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