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やめるにやめられない“社内の慣例”

  ブランディング営業体制 吉澤由美子 SPECIAL
吉澤由美子 SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社 代表取締役 吉澤由美子

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「わが社の営業会議に出席していただけませんか?とにかく一度見ていただきたいんです…」 

以前からお付き合いのある会社の社長様からご相談をいただき、毎月行われている営業会議に同席することになりました。この会社、社員さん達の平均年齢が低く、真面目な若手管理者が多くいらっしゃるそうなので、さぞかし活気のある賑やかな会議なのかしら?と心踊らせてご訪問してみると、意外にも静かな会議…しかもあまり積極的に意見も出ない様子です。

最近はこういったご相談が増え、先日も、別のある会社のミーティングに参加してきました。こちらも参加メンバーは30代~40代を中心とした若手リーダーの会だったのですが、目次に沿った“真面目な会”という印象で、決まった通りに淡々と進み、時間厳守で終わるものでした。タイム・イズ・マネー、忙しい我々にとって長引く会議も困りますが、定時に終わることだけを意識した“やる事に意義がある”会では全く意味がありません。 

会議や朝礼のやり方は会社ごとに異なり、元気な挨拶から始まる会社もあれば、全員で経営理念の唱和をする会社もあるし、中には、初めに「最近あった嬉しい事」を一人ずつ発表することからスタートする会社もありました。

会議はその目的によっていくつかのタイプに分かれ、情報の伝達や結果報告などの会議は話し手側の一方通行なものになりがちだし、重要な案件を決めるような会であれば参加者の事前準備によって成果が大きく違ってきます。業績を問われる営業会議では、成績が悪い時ほど場の空気は暗く重くなってしまうものです。また、朝礼であれば朝一番これから稼ぐぞ~!という大事な時間ですので、「やる気!勇気!元気!」が出るような気持ちの良い挨拶やハツラツとした笑顔を見たいものですね。

何れにしても、普段なかなか集まる機会の無い社員同士がせっかく情報共有や意見交換できるチャンスに、決まりきった事をいつものように行うだけではもったいないと思いませんか?仮に1時間の会議であっても、そこに10人の人間がいれば10時間分の価値は見いだしたいものです。例え20分の朝礼でも、毎日やれば一週間に100分、1ヶ月で33時間以上を費やしているのです。「前からこうだから…」と、いつも同じ挨拶と報告、「何かありますか?」と聞いても返事も無いような朝礼ではあまりにもったいない話しです。

また、営業部が集まる会では、新たな顧客・新たな価値・新商品など、これまで無かったものをどう開拓し広めるか?を検討することが大きな目的で、我々の脳ミソにもかなりの積極性が求められますが、凝り固まった閉鎖的な思考回路では良いアイディアも生まれません。出来ない理由や言い訳と…最後に「すみません」「頑張ります」では業績が上がるはずは無く、少なくとも、事前に報告内容をまとめ、自分なりの情報や意見を準備し、更には結果につなげるネタを持ち寄らなければ、時計ばかりを気にする“消化試合”になり兼ねません。自分の意見を持たないのであればそもそもその場に参加する意味は無く、新たなアイディアが出て来ないのはお客様と真剣に向き合っていないか、もしくはそもそも足を運んでいない証拠です。

経営者の皆さま。御社の朝礼や会議は明るく元気にできていますか?大きな声や活発な意見が出る雰囲気をつくっていますか?次の成果につながるヒントを引き出せていますか?

いつもと同じように“理念の唱和”ができるだけでは、社員のモチベーションは絶対に上がりません。社員が集う“会”は事業の未来を生み出す大事な場であり、その環境をつくるのは経営者の仕事なんですよ。

 

【ブランディング営業】脱・お願い営業を実現する経営視点
吉澤由美子

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社代表取締役

吉澤由美子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.hc-bm.com/

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