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まさかの時代にするべき改善とは?[2]

  現場改善 柿内幸夫 SPECIAL
柿内幸夫 SPECIAL

現場改善コンサルタント

柿内幸夫技術士事務所 所長 柿内幸夫

メーカー企業の現場改善指導と、「儲かる新たなモノづくり」体制を指導する辣腕コンサルタント。全社員が一丸となって改善する「KZ法」を体系化。ライバル企業に対して圧倒的な差を生み出していく体質改善指導に、全国から指導依頼が集まる。

先回、「まさかの時代」にするべきこととして、今すぐに実行して「もうできちゃったの、まさか!」と人に言わせることだと申し上げました。

しかし実際にやろうとするといろいろな障害が出てくるものです。今回はそれらの障害についてお話しします。

例えば現在のやり方に対して全く違う新しい方法が提案されて、もしそれが実現したらとてもいいことが起きそうだという事例を想定します。間違いなく全員一致で改善実行が始まるかと思いきや、けっこう反対意見が出たりします。

ナゼでしょうか?

もちろんいろいろなケースがあるとは思いますが、私が出会う一番多い事例をご紹介します。

私たち日本の製造業は改善実行レベルが高いので、どんな仕事でもそれなりにやりやすい方法に改善がされていて、その時点でかなりバランスが取れてしまっているのです。そこでこれから更にいい方法に変わるといっても、その変わる過程でバランスが崩れる瞬間があります。その時にボトルネックになる工程の人たちに大きな無理がかかりそこから悲鳴が上がる可能性があるということです。

すなわちその人たちにとってはその改善を実行することがとてつもなくリスキーで心配なことなのです。そういうことを考慮しないで、いいことなんだからとにかくやれ!と言ってあとはお任せとなってしまうと大変な問題が発生するのです。

そこで、そのような問題が起きてもみんなで協力してボトルネックを発生させないような準備が必要ということになります。みんなで助け合って次のステップに進むのです。変化の瞬間に発生するすごく大きい負荷を前もって察知して全員で準備することで、みんなが安心して新しい仕事のやり方にチャレンジできるでしょう。

このように一つのことをみんなで実行することにより、情報の共有化が進み助け合いによるチームワークのレベルアップにつながるのです。

 

【メーカー社長必読】日本のモノづくりの新視点
柿内幸夫

現場改善コンサルタント

柿内幸夫技術士事務所所長

柿内幸夫

執筆者のWebサイトはこちら http://www.kakiuchikaizen.com/

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