“財源の法則”ケチりながら成功することは出来ない。

  10億ビジネスの経営数値成長戦略 野口 タカ子 SPECIAL
野口 タカ子 SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルティング

株式会社ノグチ経理相談室 代表取締役 野口 タカ子

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。


「カネは大事だよ。カネで決めるのは当然だ。カネの話が汚かったら、世の中全部汚い話じゃないか。カネの話は白昼堂々とするべきものなのだ。

会社を守る、大義名分のために有効にカネを使うんだ。個人のカネ?隠すな!

カネが汚くなるのは、隠すからだ。見せないようにするから、汚くなる。」

久しぶりにスカッとするお金の話を聞き、みなさんと共有したくて今日のコラムに掲載いたしました。

私の古くからのお客様、次世代へ事業引く継ぐステップに入られた経営者の言葉です。

オーナー経営者の一族が、経営を引き継ぐ場面で、よく見られるシーンがあります。

それは、オーナー社長が金銭を会社のために使っていたのに対し、一族は金銭特権を自分のために保持する行動を取る、ことです。

会社のために自分のお金さえも使ってしまう社長を見ていれば、奥さんが家族の生活のため子供のためにせっせと奥さん名義の資金を確保するのは当然の事です。

相続対策も考え、社長の資金から、冠婚葬祭・学費・生活費を使います。

無駄に生活費を使っているわけではありません。

華美に生活を拡大することはなく、親類・近隣とのおつき合いも質素です。

預金、保険、孫の学費対策と、しっかり資金を守って、賢婦人と呼ばれています。

問題は、この賢婦人が、オーナー社長から、すべてをそのまま引き継ぐと、決意するところから始まります。

「家族を守るように会社を守る」と考え、自分の家族や従業員の生活レベルを維持し、関係性の心地よさを守ることに腐心しだすのです。

個人の正しいお金の使い方を、会社のお金の使い方に当てはめて実行します。

すると、会社は、ただただお金を使わないだけ、手元の資金の減りが少ないだけの、重傷の「経費削減病」に陥っていきます。

「会社を守る」とは、売上を上げ、利益を出すことです。

通常、売上をあげようと思えば、先に多大な資金が出ていきます。

商品を仕入れる、工場や店舗を作る、従業員を雇う、など、費用が先行します。

売上を上げる、にはお客様に会社の良さをお知らせする事が必要です。

お知らせして、お客様の気持ちを引きつけ維持する。

そのためには、宣伝広告、マーケティング費用等の資金も必要です。

広告? そんなの必要?

ウチはいい商品を持っているから、そのままでいいはずです。

お客様も満足してくれているはずです。

今まで通りの、経費を維持し管理していけば、安泰です。

従業員も、定年までいてもらえばいいのでは。

新しい人が入ってくる必要もないでしょう。

会社を守る?

それって会社の周りに鉄条網を巡らすってこと?

地域の人との関係?ウチは老舗だからイイ関係を保っていますよ。

事業を成功に導かない社長の特徴は、次の3つです。

  1. ケチ
  2. 臆病
  3. 怠け者

 

私も耳が痛い。

私は、ケチで臆病です。

私は、怠け者ではないと思っていますが、間違った道にまっしぐらに進んでいれば、結果は何も行動しなかった怠け者と一緒になってしまいます。

売上を上げる方向に会社を導かない経営者は、結果として怠け者と一緒です。

売上を上げる費用と会社の管理運営のための管理費用を一緒くたにして、全てをケチってしまうと、どうなるでしょう。

誰も営業活動などしない、全員大企業病の窓際族でできた組織ができ上がります。

売上を上げ利益を出す従業員の人件費は、割安になりますが、利益がでない人件費は、割高な人件費です。

売上を上げる意志がない人件費は、賢婦人社長のいう「無駄な経費」そのものです。

会社を守るには、売上を上げる費用をケチってはいけないのです。

お客様から見て、店舗も直さない、新しい人もいれない、旧態然としていると見えたら、これはケチです。

ケチりながら成功することは出来ない

先行き成果の分からない出費に臆病で、使っていいのかどうか迷う気持ちは、皆あります。

そのために、費用を区分して「売上を上げるために必要な費用」を知り、資金を確保するのに全力投球するのが、経営者の一番の仕事になります。

お金を集めるのは、銀行からだけではありません。

一番は、お客様からです。

社長の給与も従業員の給与も、みんなお客様からいただいているのです。

お客様に会社の良さを伝える費用をケチりながら成功することは出来ない。

会社を守る大義名分のためにお金を使うとは、売上を上げる事に積極的に投資していく覚悟があると、会社の内外に表明しているのです。

経営者の意思表明が、お金の使い方で明示されます。

無駄金を使わないとは、売上を上げ利益を上げることです。

利益が上がれば、経費の割合は低くなります。

会社のお金の使い方は、売上が上がる方に「たっぷり使う」が正解です。

大事なことなので、もう一度言います。

ケチりながら成功することは出来ない。

 


10億ビジネスの経営数値
野口 タカ子

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルティング

株式会社ノグチ経理相談室代表取締役

野口 タカ子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.n-keiei.co.jp/

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