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社長の好奇心は「情報発信」の推進エンジン―「興味津々」のマインドはネタの宝庫にぶち当たる―  

  地方メディアの高度有効活用 海江田 博士 SPECIAL
海江田 博士 SPECIAL

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション 代表取締役 海江田 博士

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

現代は様々な場面で革新の連続です。

それはモノや技術だけではなく、考え方や価値観といった分野にまで及んでいます。例えば、スピードよりも慎重さ、達成度よりも完成度といった価値判断は、昔とは随分違ったもの(むしろ逆)になってきていると思います。そういった変化の激しい時代の中で、自分に必要な或いは自分に相応しい情報を取り込んでいくにはどうしたらいいのでしょうか。

とにかく取ろうと思えば、飛び込んでくる情報は巷(ちまた)に溢れているので、それをどう取捨選択するかが重要な課題となっています。

最近では、意図的に情報をカットした方がいい、とする考え方すら世間では言われ始めています。私自身は、一定の基準をもって情報をカットする、といった考え方も一理あるとは思うものの、また別の方法論を考えているのです。

私の考えている自己情報コントロールの方法論・・・それは「好奇心」をもって情報に臨む、ということです。

情報の取捨選択という整理整頓、切り捨て論の話をしているのに、積極性の求められる「好奇心」を持ち出すとは矛盾しているじゃないか、とお考えになるかも知れません。むしろ、向き合う情報が増えるんじゃないか、と。しかし、これにはちゃんとした理由があります。

それは情報収集に「好奇心と」いうフィルターをあえてかけてみては?ということなのです。

私は、人がいつまでも知的であり続けるためには「好奇心」が大切な要素だと思っています。特に経営者ともなれば、世の中の様々な事象に常に目配り気配りをしておく必要があるので、好奇心旺盛であることは大いに求められる資質の一つでしょう。

とはいえ、先述のように現代は情報に溢れています。どのような基準をもってその情報の海に接すればいいのか考えたときに、「好奇心」というキーワードが浮かんでくるのです。いくら好奇心旺盛であるべきと言っても、人は自分の全く興味のないことに対しては、おそらく知的触手は動かないでしょう。また経営者という立場であれば、ビジネスからやたら離れたところで好奇心旺盛であってもあまり意味がありません。

私もどちらかといえば好奇心旺盛な方だとは思うのですが、それが指し示す方向性としては、仕事に関連すること7割、個人的に興味のあること2割、どちらでもないこと1割、といったところでしょうか。私の場合、趣味といったものが特にないので、この割合が結構極端なのかも知れません。趣味や好きなことのある方は、この割合がもっとゆるくなることが想定されますが、それで全然かまわないと思います。

とにかく経営者は、常にこの「好奇心」という前向きなアンテナを世の中に向けておけば、巷に溢れる多くの情報の中から、自分の興味のあるもの或いは必要なものの仕分けができるのではないでしょうか。

それはまた、私が常々お勧めしている「経営者の情報発信」の推進エンジンにもなります。「好奇心」によって得られた新しい知識やネタは情報発信の燃料となるのです。しかも、自ら取りに行った知識やネタですから、それを発信することにおいて、それほど苦労しなくても済むはずです。

例えば私の場合、先日東京ビッグサイトで行なわれた「販売促進、マーケティングフェア」という大きなイベントに興味があり、その開催された3日間、毎日出かけていきました。このイベントは、600ものブースが出店する大きな催しだったのですが、私が興味を持ったのは、並行して行われた20本近くのビジネス系セミナーだったので、そのうち8本を3日間かけて受講しに行ったのです。「好奇心」ゆえとはいえ、体力的に結構きついものがありました。

ただ、これによって、新しい知識の仕入れと知的刺激は大いに受けることができたのです。

また、空いた時間に、600あった出展ブースのうちの一部を見て回りました。こちらは私のビジネスとは直接関係のないものが多かったものの、私の「好奇心」を満足させるには余りあるほど初めて接する興味深い世界でした。

経営者という立場であれば、このように本業から少しズレた世界であっても、大いに「好奇心」をもって接してみるというのは必要な行為なのではないでしょうか。

というのは、本筋からちょっとだけ離れ世界に思わぬビジネスのヒントというものは隠れていることが多いからです。

私が、仕事に関連すること7割、個人的に興味のあること2割、どちらでもないこと1割、と書いたのにはそれなりに意味があります。

この「どちらでもないこと1割」の中に、これまで考えもしなかった新しい発想の芽が隠されているかも知れません。

この「1割」といった余白は、持っておくべきではないか、と思います。

とはいえ、「好奇心」というのは、何も上記のように常に「こうあるべき」と考える必要はなく、それ自体が人生に彩(いろどり)を与える重要な要素だとも思います。

あまり固く考えずに、何事にも興味津々、大いなる好奇心をもって当たってみて下さい。 

 

企業の盛衰を決める社長のためのメディア戦略
海江田 博士

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション代表取締役

海江田 博士

執筆者のWebサイトはこちら http://mc-kaieda.com/

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