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社長が売上よりも向き合わなければいけないもの

  ダイヤモンド財務 舘野愛 SPECIAL
舘野愛 SPECIAL

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役 舘野愛

次世代経営者専門の財務コンサルティング機関。同族会社のオーナー社長・二代目社長に対して、経営基盤を頑強なものにする、「ダイヤモンド財務」の築き方を指導。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。当社の場合は、2代目社長や3代目社長などの後継社長さんからのご相談をお受けする機会が大変多いのですが、実際に会社の状況をお伺いするとビックリすることがあります。

会計ソフトで入力しているデータと全く同じ内容のものを手書き、同じ内容のデータを複数の箇所で入力してチェック、大量の手書きの伝票を一日に何枚も書いて…。PCの使用が当たり前のご時世にあって、またクラウド会計などのITインフラ活用が盛んになっている昨今においてもなお、無駄な人件費を垂れ流し続けている…。

さらには、当の社長本人は「人手不足」と思っていたりします。資金も潤沢で、社員さんに給料を払って遊んでもらって結構…という会社さんであればまだいいのかもしれませんが、現実にはその逆です。売上も利益も伸び悩んでいて、借入依存体質になっている会社ほど、手書き大好き、紙の資料大好き、倉庫内は1円も生み出さない資料が山積みです。

担当者になぜその無駄な作業をしているのかを訊ねると、「昔からずっとこれでやってきているから」「今までのやり方が慣れているから」「それが当たり前だと思っていたから」、あくまでも無駄な作業であっても、従業員さんからしてみれば「立派な仕事」なのです。

しかし、社長が「経営」という視点からみれば、結果は一目瞭然です。単なる無駄な人件費の垂れ流しでしかありません。そんな無駄な仕事をコツコツ継続しても、周囲の誰も喜びません。まさに「仕事のための仕事」でしかないのです。

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そのような状況に陥ってしまう最も重要で根本的な原因は、社長自身が売上を増やすことだけに夢中になっていて、会社のお金のことはほったらかしになっていることがあげられます。

しっかりとお金を残し、そのお金を未来に投資して回収するという一連のサイクルを回していくためには、社長自身に「財務」の実務が不可欠です。社長が財務を知らない会社はいつ潰れてもおかしくはないのです。社長が会社の未来をつくるための「財務」の実務を使いこなすためには、その大前提となる会社の過去の数値情報である「経理」が正しく機能している必要があります。

売上自体は企業経営において欠かせない経済活動です。しかし、売上をあげる前の段階で最も重要なことは、社長が本当の意味で「経営」をするということです。それは、社長自身が自社の数字と真剣に向き合うことなのです。

大切な考え方なのであえて申し上げますが、社長が自社の数字と真剣に向き合い、未来に向かって「次の一手」を打つこと、正しい経営判断をタイムリーに下し続けることこそが「経営」です。本当の意味で経営をしようと思うなら、自分の会社の経営の質を高めるための数値情報をしっかりと計測して向き合い、時には「決断」をする覚悟を持たなければならないのです。

その上で、経営判断に使える数値情報を計測するための「仕組み」を持つことが大事なのです。それが、社長と会社にお金が残る仕組みに繋がっていきます。

経営判断を下すために真に必要な数字データを見ることなく、漠然と毎月の売上と預金残高だけ眺めている…、そのような状態が続いていたとしたら、いつまで経っても経営は良くなりません。

本気で儲かって潰れない、利益を出してお金が残る強い会社づくりがしたいと願うのであれば、社長は自社の経営判断に必要な数値情報をタイムリーに正しく収集するための仕組みづくりをすべきなのです。

ダイヤモンド財務®コンサルタント
 舘野 愛

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【財務岩盤化】次世代経営者のためのダイヤモンド財務の築き方
舘野愛

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社代表取締役

舘野愛

執筆者のWebサイトはこちら http://www.yumerea.co.jp/

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