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社長は伝えた。では、なぜ伝わらないのか。 ― 理念が浸透しない本当の理由

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企業の健全性と成長を支える仕組みづくりコンサルタント

大我経営コンサルティング株式会社

代表取締役 

企業の健全性と成長を支える仕組みづくりの専門コンサルタント。昨今多発する企業不祥事、不正、スキャンダル、取引先倒産、裁判沙汰…などを未然に防ぎ、ゆるぎない事業体制を築いて骨太な成長を実現していくための体制づくりを指導する。

社長は伝えた。では、なぜ伝わらないのか。  ― 理念が浸透しない本当の理由

社長は何度も話しています。

朝礼で話す。
会議で話す。
経営方針発表会で話す。

それでも、しばらくするとこう感じます。

「なぜ伝わらないのだろう」

理念もある。
方針もある。
行動指針もある。

それなのに、現場の行動は変わらない。
そんな経験をされた経営者も多いのではないでしょうか。

しかし、本当に伝わっていないのでしょうか。
私はそうとは限らないと思っています。

多くの場合、社員は社長の話を聞いています。

理念も知っています。
方針も理解しています。

それでも行動が変わらない。
なぜでしょうか。

それは、人は言葉よりも現実を見ているからです。

例えば、
「挑戦しよう」
と言いながら、失敗した人が責められる会社。

「報告しよう」
と言いながら、悪い報告をした人が評価を下げられる会社。

「お客様第一」
と言いながら、数字だけが評価される会社。

そのような環境では、どれだけ立派な理念を掲げても、人は現実に合わせて行動します。

理念が伝わらないのではありません。
理念より強いメッセージが存在しているのです。

それが日々の判断です。
評価です。
会議での発言です。
上司の行動です。
社長自身の姿勢です。

社員は会社の理念を見ているのではありません。
会社が何を大切にしているのかを見ています。

だから理念の浸透とは、言葉を覚えてもらうことではありません。

同じ判断基準を持つことです。
同じ価値観で考えることです。
同じ方向を向くことです。

そのためには、理念を語るだけでは足りません。
理念に沿った判断を積み重ねる必要があります。

言葉は一度で伝わります。
しかし価値観は、一度では伝わりません。
日々の行動の積み重ねによって、少しずつ組織に根付いていきます。

あなたの会社では、理念は掲げられているでしょうか。
それとも、日々の判断の中で生きているでしょうか。

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