トップ > コラム > 数字を読む ― 1兆6,339億円 ―

数字を読む ― 1兆6,339億円 ―

  通信販売 白川 博司 SPECIAL
白川 博司 SPECIAL

通信販売コンサルタント

株式会社四方事務所 代表 白川 博司

通販戦略なくして事業の成長はない! 20年間にわたり、300社以上の通販立ち上げに携わってきたプロコンサルタントが、経営者のための通販視点とこれからの事業発展の重要戦略について提示。

この数字は、中国人が越境ECによって日本商品を購入した2018 年の市場規模推計である( 経済産業省調査)。

ご存知の通り、越境ECとはインターネット経由で海外から直接商品を購入する取引形態のことだ。自国で入手しにくい商品をスマホなどを使ってEC サイトで購入するこの購買行動は世界中で活発化しており、2020 年の世界市場規模は109 兆円に成長すると予測されている。

企業にとっても、リアルな流通に比べて参入障壁が低く、かつ通常輸出に比べて関税面での優遇が得られることもあり、中小企業には最適な海外販路開拓の方法となっている。

当コンサルタントの関連商品を販売しています。

このように世界規模で拡大している越境EC 市場を牽引しているのが、消費意欲の高い中国人である。中国人消費者が越境EC を利用する理由として、①商品の品質が保証されている、②低価格、③国内で入手できない、④好きなブランドである、⑤選択肢が多い・豊富な品揃え、⑥海外で購入し、リピート購入したい――の6 つがあげられており、2014 年あたりから年々増加している訪日中国人旅行者の35%が帰国後、越境ECによってリピート購入していることがわかっている。

図は、中国人消費者が越境EC で日本から商品を購入する理由である。とくに第2位の「日本に旅行したときに購入して気に入った製品だから」が、前年の22.7%から
40.4%と高い伸びをみせ、インバウンドでの体験が、越境EC への消費行動に大きな影響を与えていることが裏付けられている。

さらに、情報伝播力が強い中国では、訪日経験者のSNS や口コミによって、商品の評判が中国国内で広がることがよくあり、訪日経験のない中国人も、越境ECを使って日本製品を購入する流れもみられる。

このようにインバウンドの増加と越境EC 市場の拡大は密接に関係しており、中国への販売は2021 年には2 兆8,487 円へ成長すると予測されている。

 

【儲かる通販戦略】社長のための、通販事業戦略の視点
白川 博司

通信販売コンサルタント

株式会社四方事務所代表

白川 博司

執筆者のWebサイトはこちら http://shirakawahiroshi.jp/

当コンサルタントの関連商品を販売しています。
当社の関連商品を販売しています。
月刊誌(無料)登録フォーム

×