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ニーズなきAI導入と知財化には意味がない

  知財・ライセンスの収益化 後藤昌彦 SPECIAL
後藤昌彦 SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー) 代表取締役 後藤昌彦

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「この工場では、非常に集中力の高い従業員がその長所を生かし、クリーンルームで作業をしています。仕事量が増えればAIによる自動化も一部検討しますが、今は従業員の力が必要です。」

これは、先日ある会社へ工場見学に行った際に、一緒に参加されていた質問に対しその会社の顧問がご回答された言葉を要約したものです。

そのときの質問は、「この検査業務をAIに置き換える予定はないのですか?」でした。

実は訪問した工場は、障がい者の方を積極的に雇用し、全従業員の約60%が障がい者という会社で、親会社の創業者の理念を基に設立された会社です。

特に耳が不自由な方は、仕事に対する集中力が高く、細かい検査作業を高い精度で、かつ作業数もこなすことができるそうで、ある意味私たちには備わっていない能力を最大限引き出して仕事をしてもらっていることが印象に残りました。

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ここのところ、このブログで「AI」をテーマに私の想いを書かしてもらっていますが、これは、「AIが取って代わってはいけない仕事」だと感じました。

「AIに取って代われない」のではなく、「AIが取って代わってはいけない」です。

私は、まずAIとロボットの融合でできる仕事は「従来、人の手、目でやってきた単純作業」だと考えていましたが、中には「特殊な能力を有する人が行った方が雇用も生まれ、かつ作業能力も高まる」場合もあるんだと思いました。

ニーズがないところにAIとロボットを導入しても買ってくれる人がなければ事業になりませんし、知的財産を取得しても活用できないのと同じです。

「本当にニーズがあるのか」を見極めたうえでAIの活用も考えないといけないということです。

AIだけが独り歩きしないよう、「ニーズがあるかどうか」も検証して開発と知財化を進めていきましょう。

 

【知財・ライセンス】会社に眠っている資産を収益化する視点
後藤昌彦

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)代表取締役

後藤昌彦

執筆者のWebサイトはこちら http://www.ipmaacurie.com/

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