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リスクを避ける企業と取る企業、企業寿命はどちらが長い?

  商品開発 四谷剛毅 SPECIAL
四谷剛毅 SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン 代表取締役 四谷剛毅

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

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「これらのリスクを避けたところに、当社の進むべき方向があるのですね?」

先日、ご支援中の企業と、今後の開発すべき方向を決めるために、会社を取り巻くリスクを洗い出していた時に出てきたセリフです。

これには、すぐに「違いますよ」とお答えしました。

「リスクを避けたい」というのは、経営者なら誰しもが思うことです。ただし、それが、「余計なリスクは避けたい」なら良いのですが、「何でもかんでもとにかくリスクは避けたい」というのは、問題です。気持ちは分かりますが、では、すべてのリスクを回避することは、可能なのでしょうか?

もちろん、答えは、NOです。

そもそも新規開発など現状を変えようとする行動には、程度の差はあっても、すべてに何らかのリスクがあります。あらゆるリスクを避けようとすれば、既存事業を今まで通り継続するという答えにしか行きつきません。ところが、それでは、既存事業の寿命が尽きるのと同時に会社は衰退していきます。つまり、リスクを避けたつもりでも、実際には、既存事業の寿命とともに会社が衰退するというリスクにさらされるのです。リスクを永久に避け続けることは、不可能なのです。

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会社を長く継続させ、成長させていくためには、どこかでリスクを取って挑戦しなければなりません。会社の商品や事業であれば、既存の商品や事業に代わる新たな商品や事業をリスクを取って開発しなければならないのです。

もちろん、不必要にリスクを取る必要はありません。四方八方に頻繁に挑戦を繰り返していては、経営資源を消耗し、会社が疲弊してしまいます。また、無理、無茶もいけません。無理や無茶をすれば、必ず後から付けが回ってきて経営が傾きます。

無理や無茶と、リスクを取ることがどう違うんだ?と思う人もいるかもしれませんが、明確に異なります。

無理や無茶というのは、リスクを考えずにチャンスばかりを見て無鉄砲に突き進むことです。一方で、リスクを取るとは、リスクを承知の上であえてそれに立ち向かうことです。あらゆるリスクを天秤にかけて、取るべきリスクを決断することです。

リスクを取れない経営者は、この「決断」ができません。リスクを恐れてばかりで、結局、最も大きなリスク「無作為のリスク」に会社をさらしてしまいます。そして、リスクをとれない経営者に最も頻繁に表れる症状は、「失敗を恐れて決断しない」というものです。

ときどき「失敗のリスクは取りたくない」でも「新規開発はできるようになりたい」という経営者に遭遇します。断言しますが、失敗のリスクを取れない、リスクをとった決断ができない経営者がいる企業に、新規開発は不可能です。

開発には、要所要所で必ずリスクを取った経営判断が求められます。もし、リスクを取れない経営者がいる企業が開発を始めてしまうと、経営判断が求められる要所で開発がとん挫することになります。すべきところで決断がなされずにズルズルと先送りされ続け、そのうちに開発が立ち消えになってしまいます。

新規開発とは、リスクをとって行動することに他ならないのです。リスクを避けてばかりいては、永久に開発などできません。

新規開発を始めようとすると、自社の実力でできるだろうか?経験の無さや人財の不足、資金の不足、時間の不足などで結局上手くいかないのでは?といった様々な不安が頭をよぎります。このとき、新規開発をしなかった場合のリスクと失敗した場合のリスクを冷静に比較して、リスクを取る決断ができるかどうか?経営者にはこれが求められています。

御社は、リスクをとって決断していますか?
今すべき決断を先送りしてはいませんか?

 

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売れる商品開発を実現する社長の視点
四谷剛毅

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン代表取締役

四谷剛毅

執筆者のWebサイトはこちら http://stecplan.com/

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