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売り込みが苦手なんです

SPECIAL

開業カウンセラーコンサルタント

有限会社ライフビジョン

代表 

開業カウンセラーに特化して指導する、専門コンサルタント。自らカウンセラービジネスを立ち上げ、軌道に乗せた経緯から、カウンセラーとして独立、活躍していくために最も重要なビジネス的視点と実務アドバイスを惜しみなく提供。稼げないカウンセラーが多い中、救世主的存在。

 「売り込みをしたくない。でも売上を上げたい」 

私は20代のときに初めての起業しました。 

そして、失敗しています。 

起業に関して右も左も全く分からない状態だったんですね。 

自己流でやみくもに頑張ってもダメだということは理解できました。 

なので、マーケティングコンサルタントに相談し始めたところ、 

「ヤバタさん、ちゃんと売り込んでないでしょう」 

このアドバイスが今でも耳に残っています。 

「えっ・・・」

明らかに怪訝な顔をしていた(と思う)私に次の声が刺さりました。 

「起業したら、あなたが売り込む立場になるんですよ!」 

意識改革しないと起業に失敗する、ということを当時マーケティングコンサルに言われたものの、20代の私は受け入れなかったのです。 

頭ではなんとなくですがわかってはいました。 

でも売り込みが大の苦手だったのです。 

だから感情的に受け付けられませんでした。  

セールスとか、販売、営業とかいろいろ他の表現の仕方もありますが、ここでは当時言われた「売り込み」という言葉を使いますね。 

そして、起業に失敗。 

再び雇われる身に戻ったのです。         

ちなみに営業職に就きました。 

やはり必要性はものすごく感じていたからでしょう。 

雇われ側の状況に戻った後になって、

「立場が違うってそういうことか・・・」

と思ったのです。 

ボランティアではないので、どこかの時点で売り込みがあるのは当たり前。 

そこを受け入れていけるかどうかがちゃんと事業を続けていくためには必要なことだったのです。 

もちろん、あからさまに売り込んでも誰も買ってくれません。

売るための見せ方は当然ありますがそれを語るのは別の機会にしますね。 

売り込みを受け入れているかどうか、それがわかるものがあります。 

例えば、Amazonの本のレビューです。

レビューを見ると、

「内容は良かったが、結局は著者のセミナーへの誘導だったので星1つです」

「くわしく教えてもらうには、商品を買わないといけないので気をつけましょう」

というものがあったんですね。 

レビューした人が、雇われる立場の人ならその感想でもいいでしょう。 

でも、起業する人であれば、立場が入れ替わるので当然ダメなわけです。 

批判するのではなく、セミナーへ誘導するための集客導線の一つということが学べたのです。 

そう、学べるんですよね。 

どんなものからでも学べます。 

普通に生活をしているだけでも、SNSやメルマガ、テレビの通販番組、新聞広告等で日々さまざまな売り込みが目や耳に飛び込んできます。 

「売り込み=悪」 

と捉えている人は、嫌な気分になるでしょう。 

「売り込み=悪ではない」 

と捉えている人は、嫌な気分にはなりません。 

むしろ、《教材が手に入った》くらいに思えて、自分のビジネスチャンスに変えてしまうのです。 

もちろん、自分には必要ないなと思える売り込みやタイミングじゃないというものも多々あります。

そういうものは、嫌な気分を味わうことなくスルーして、次の機会に学ぼう、という意識でいいでしょう。 

実際に「日々、宣伝がたくさんあって、どれが自分にとっていいものなのかわからない」 

そういうご相談をいただいたことがあります。 

そんな時は、《自分の成長のためだという意識を持つ》といいでしょう。 

そういう意識で売り込みを眺めていると、今自分に必要なものかどうかが自然と分かってくるんです。 

これを繰り返していると自分が売り込む立場になった時に躊躇がなくなってくるのです。 

売り込みに対しての意識が変わってくると、必要としている人に届くようにとセールスができるようになるので起業家として安定してきますよ。 

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