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苦しいは正しい

SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン

代表取締役 

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

「考え出すと、すごく苦しいですね」

現在、ある製品開発に向けて内容を考え抜いている、ある開発リーダーの言葉です。来る日も来る日も開発内容を考えに考えており、思わず、口から本音が出たといった雰囲気です。

ところが、その表情は不思議と暗くありません。確かに苦労しているといった表情にはなっているのですが、どこかそれを楽しんでいるようにも見えます。少なくとも、単に苦しんでいる人に特有の暗さは見られません。

その表情を見た瞬間、「ああ、この人は必ず立派なリーダーに成長する」そう確信しました。

この話は、一度でも苦労して開発に成功した方ならわかると思います。「うんうん、自分たちもいつか通った道。そうやって苦労したから今がある」きっとそう感じられたのではないでしょうか。

これに対して、成功しない人は、正反対の反応をします。「やっぱり苦労するんだ。苦労するのは嫌だな。新たな開発に取り組むのはやめておこう。」こういった反応です。

誤解を恐れずに言えば、開発リーダーとして成長していけるかどうかの分岐点は、この「苦労してでも、やろうとするか、しないか」ここにあります。冒頭のリーダーは、まさにここを乗り越えたのです。ですから、立派なリーダーになると確信したのです。

多くの企業が開発リーダーを育てられない原因もまた、ここにあります。誰も好きこのんで苦労したい人なんていませんから、当然のことながら、苦労を避け、開発リーダーになることを嫌がります。

一方で、一度でも開発に成功した人は、この苦労は買ってでもやるべき、と考えています。それだけメリットが大きいのです。その苦労と成功によって、自分と会社が大きく成長できることを実体感したからです。ですから、一度でもこの経験をした人は、変な表現になりますが、喜んで苦労したがります。ところが、これは、成功した人にしか分かりません。成功していない人に、苦労するメリット、価値は、なかなか伝えられないのです。ここに、開発リーダーを育てる難しさがあります。

このように、新しい製品を開発し、世に生み出すためには、生みの苦しみを乗り越えなければならないのです。

では、冒頭のリーダーは、なぜ、苦労する気になったのでしょうか?
それには、やるしかないという環境と、成功という希望を与えたことにありました。

少し例えが違うかもしれませんが、女性が母親になるときに生みの苦しみに耐えられるのは、なぜでしょうか?
一つには、理由も何も、生まれようとしている赤ん坊を止めることができない(生むしかない)いう状況ではないでしょうか。
そして、もう一つは、生まれてくる赤ん坊に会えるという希望です。

冒頭のリーダーは、やるしかないという環境の中で、成功という希望を持つことができました。ですから、言葉では「苦しい」と言いながらも、決して暗い表情にはならないのです。視線の先には、苦労した先にある希望があります。

ここで、開発の苦労を感じ始めたすべての人に心からお伝えしたいことがあります。

「ようこそ、こちら側へ。あなたの成功は、約束されたようなものです。」

御社でも、会社と社員の成功と成長のために、開発の扉を開きませんか? すべての人に、道は広がっています。

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