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経営資源の不足を嘆く前にやるべきこと

  商品開発 四谷剛毅 SPECIAL
四谷剛毅 SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン 代表取締役 四谷剛毅

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

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「ご覧の通りの状況です。こんな何も無い会社でも新しい開発に取り組めるようになるのでしょうか?」

社長の指さす方向には、懸命に働く社員と稼働する設備、次々と生産されている製品があります。古くてもきれいに清掃された床や壁には、長く戦ってきた歴史が刻まれています。

一体、なぜ、「何も無い」ということになるのでしょうか?

人間、既に持っているもの、手に入れているものには価値を感じず、まだ手に入れられていないものに価値を感じて探し求める習性があります。本当は、既に持っているものにこそ価値があるにも関わらず、いつの間にかその大切さを忘れてしまいます。そして、それらを失ったときに、初めてその大切さに気づくのですが、気づいた時には時すでに遅く、二度と取り戻すことはできません。

開発においても、冒頭の社長のように、人がいない、お金が無い、技術が無い、装置が無い、と嘆く方が多いのですが、実際にそういった企業に行ってみると、懸命に働く社員がいて、品質の優れた製品があり、それを生産する製造技術があります。それらの今あるものを使って、もっとできることを知恵を絞って考えてやればいいのですが、できないと思い込んであきらめてしまっています。

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そんな社長の目線の先にあるのは、今ある貴重な社員や技術ではなく、今無いスーパー社員とスーパー技術です。あるいは、十分すぎる数の社員と技術です。そして、それらが手に入らない、だからできない、という結論に至っています。

果たして、スーパー社員やスーパー技術、あるいは、十分な数の社員や技術が手に入ることはあるのでしょうか?

はっきり言って、健全な経営をしていれば、絶えず経営資源は足らない状態になります。経営資源をフルに活用して事業を伸ばすことができる体制になっていれば、経営資源を補充しても、補充した分だけさらに事業が伸びるため、補充しても補充しても、補充前よりも一段高いレベルで、人手不足、技術不足が発生します。それが健全な企業の状態です。健全な企業では、経営資源が永久に満たされることは無いのです。

もし、経営資源が余るとしたら、それは、会社が壁つぶつかり、伸び悩みや停滞している局面です。しかし、本来は、そんな時こそ全社一丸となって知恵を振り絞らないといけない時です。遊んでいる暇などありません。それでも、経営資源が余り、人が遊び始めたとしたら、それは、会社が衰退、消滅に向かっている時と考えなければなりません。

理想を言えば、もっと経営資源は欲しいが、現実にはそんなものは無い。では、今ある中で何ができるのか?これを知恵を振り絞って考え、答えを見出していくのが経営です。

無いもの、不足するものばかりを見て探し求めても、それらは手に入りません。
逆に、知恵を絞れば、今あるもので、無いものを手に入れることさえ可能なのです。

多くの企業の経営者は、その可能性を自ら閉ざしてしまっています。知恵を出せば、まだまだやれることは、たくさんあるはずです。

御社は、今いる社員、今ある技術に着目し、常に新しいチャレンジをしていますか?

 

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売れる商品開発を実現する社長の視点
四谷剛毅

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン代表取締役

四谷剛毅

執筆者のWebサイトはこちら http://stecplan.com/

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