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利益は本当に大事ですか?

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圧倒的黒字・事業再生コンサルタント

ノーススターパートナーズ株式会社

代表取締役 

事業再生のスペシャリスト。コンサルティング歴28年、350件以上の事業再生を実現させてきたコンサルタント。企業に黒字基調をつくりだす体質づくりを指導。

利益を増やしている経営者には当たり前のことなのに、「思うように利益が増えない、お金が残らない」経営者にとっては知らない、ということがあります。

この「利益」ですが。

売上総利益(粗利)、営業利益、経常利益、当期利益・・・。

利益にもいろいろありますが、あなたが重要だと考えている利益は何でしょうか?

「売上総利益です」という人もいると思います。

「営業利益だ」という人もいるでしょう。

本当にこれらの利益は重要なのでしょうか?

なぜ、利益が重要なのか説明できますか?

「利益がないと会社は潰れるでしょ」と言われるかも知れません。

いや、利益がなくても会社は潰れません。

資金繰りさえ回れば、どんな赤字でも会社は潰れることはありません。

じゃあ、なぜ利益が大事だといったりするのでしょうか?

実は、利益はそれほど大事ではありません。

赤字でも構いません。

「赤字経営はダメ」

「黒字経営こそ目指すべきこと」

が経営ではないのです。

利益さえも最終目的ではないということです。

利益よりももっと大事なもの。

それは。

キャッシュです。

キャッシュフロー。

お金です。

お金というと、少し下品な表現になりますが、会社経営で最も重要なことは、

「お金を残す経営」

ができているかどうかです。

利益は、お金を残すための一つのプロセスであり、モノサシにしか過ぎません。

大事なことなので、もう一度言います。

利益は、お金を残すための一つのプロセスだということです。

では、お金を残すためには、どうすればいいか。

損益計算者にはお金のことは何も記載されていません。

損益計算書には、お金を残すためのヒントが載っています。

先月出版した「会社にお金を残す経営の話」では、このヒントについて、いくつかの視点で書きました。

財務諸表でお金のことを記載しているのが、「貸借対照表」と「キャッシュフロー計算書」です。

しかし、この2つの資料は、パソコンからアウトプットされたままでは、使いにくく、不十分で、経営者にはなかなかわかりにくいものです。

これらの資料をもとに、わかりやすく、使いやすいものに作り変えたほうが管理は簡単です。

どう作り変えればいいか。

ヒントは「会社にお金を残す経営の話」にも詳しく書いています。

そして作り変えた後、細かく分析をした数字を毎月チェックしていただければ、何が悪いのか、どうすればお金は残っていくのかがわかるはずです。

損益計算書をいくら眺めても、お金を残す方法は見つかりません。

貸借対照表、キャッシュフロー計算書だけでも不十分です。

毎月の管理の仕方を変えて、「お金を残す経営」に取り組んでいきませんか。

 

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