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社長しか出来ない仕事を仕組み化する

SPECIAL

下請工事業脱却コンサルタント

有限会社村松鈑金東京オフィス

代表取締役 

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

muramatsu

台風の去った後は連日猛暑で、現場はキツイ日々が続いています。ちょっとした油断で事故怪我せぬよう毎朝体調管理の声がけ、熱中症対策のジャグジーに麦茶を用意しています。お盆まで恐らくこのまま猛暑が続くのでしょうね。

暑さ対策万全ですか?現場は暑いですが、商売繁盛していますか。 

さて、今回は、「社長しか出来ない仕事を仕組み化する」です。

長年現場をやってきたベテラン職人でも、「それはオヤジに聞かないと分からない。」とか、「いくら掛かるの?」と、お客様からの突然の質問にすぐ答えられない職人は、あなたの会社にもいませんか?営業から見積、施工技術、工事の段取り、商品知識、それにお客様対応まで、会社で起こる全ての業務の一番分かっているのは専門工事会社の場合、社長であることが多いですよね。

元請100%になった後も長いことそうでしたし、今でもまだまだ社長である私が一番業務には精通しているとは思います。でも現在では、社員職人やパートの女性にほとんどやってきた仕事を任せています。どうしてそうなったかと言うと、ある日怪我をし急遽入院することになってしまい、自分が第一線に出られなくなってしまったことが大きな要因でした。自分が居なけりゃ会社は回らない、混乱すると入院は個室で電話を受けられる体制で急場は乗り切りましたが、改めて自分が居なくとも会社が困らないとはどうゆう事なのかと考えさせられました。

自分しか出来ないと思っていた業務を単純に分解し、文章化して、その仕事を担当する人に判るカタチにいわゆる「見える化」する作業を進めたのです。不具合の修正しながら書きなおしをしていき、独自の作業シートが出来上がりました。現在でも細部の修正を加えていますが、上手く業務が回るようになっています。現場職人にも、内勤のパートさんにもわかる、引き合い案件、受注物件、工事、回収、アフターまで、社長の頭の中で全て管理していた業務をオープンにして作り上げた仕組みが完成しました。これが出来上がったおかげで今では指示待ちの社員が居なくなりました。次に何をやるかわかって行動するからです。

貴社ではどんな仕組みがあるでしょうか?もしまだ第一線で社長が全てを采配していたら年をとるほどきつくなると思うのです。自分なら100点、120点取れるところを我慢して70点取れるレベルの業務の指示書でよいのです。それ以上は無理だと思うのです。完璧を求めると、いつまでも日常業務から離れられませんし、仕組みも出来上がりません。それより70点の出来の業務にどれだけ分解し仕組み化出来るかです。

これまた実は時間のかかる作業ですから、直販化100%の専門工事弊社が長く時間の掛かった部分を具体的実例として次回弊社セミナーで皆さんにお伝えできればと思っています。

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