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頑張れば報われる?!その営業活動。

SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社

代表取締役 

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

毎日、朝から夕方までテレアポをし続けている営業歴3年目のSさん。会社からは1日100件が最低ラインで、目標は200件と言われているそうですが、これがなかなか大変そう。その中から数件アポにつながれば良いかな~という感じなのだそうです。「この努力はいつか報われる日が来るのでしょうか?」…そんな風に少し疲れた表情で話されていました。

私もテレアポの経験はありますが、この何とも言えない大変さは、やったことがある人は全員知っている、気力と体力が必要な仕事です。上からは「とにかく掛けろ」「まだまだ数が少ない」「アポの数は掛けた数に比例するんだ」などとハッパをかけられるし、でも、掛けた先からはけんもほろろに拒絶され、こんな思いをしてまで頑張るこの仕事…一体いつになったら報われるんだろう?と嘆きたくなる気持ちもわからなくはありません。

最近は様々な新しい営業手法があると先日のコラムでも紹介しましたが、それでも中には、業種や商材によって、また、電話番号以外の情報(メールアドレスやSNSのアカウントなど)が無い場合など、どうしてもテレアポに頼らなければならない場面も少なくありません。業績が思わしくないこの時期であれば、手法の好き嫌いを言っている余裕も無いでしょうから、ぜひとも冒頭の彼には頑張って欲しい、そしてその努力が報われるよう応援したいと思います。

さて、そんな、「努力が報われる」と言えば…。

2019年2月に白血病であることを公表した競泳の池江璃花子さんが今年4月に五輪代表選手の権利をつかんだ時に涙を流しながら言った「努力は必ず報われると思いました」という発言は大きな話題になりましたね。先ほどの彼とは頑張るシーンは大きく違いますが、彼女の言葉にはとても説得力があり、聞いた私も「やっぱり頑張ったらいつか努力は報われるんだ!」と思ったことが強く印象に残っています。

彼女が白血病の診断を受けた時はまだ18歳の高校3年生。

人生の夢と希望に満ち溢れたこの時期に白血病の宣言を受け、その後どうやって五輪代表に上り詰めることができたのか?そこに、先の見えない不安やなかなか成果が出ない努力に対する考え方のヒントが隠れているのではないかと思いました。今回のコラムは、頑張れば報われる努力について、池江さんの頑張りをヒントに考えていきたいと思います。

※2021.6.4号PRESIDENT 池江璃花子「必ず報われる努力とは何か」より一部引用

池江璃花子さんは2000年生まれの弱冠20歳で日本を代表するトップスイマーです。14歳で日本選手権の50メートルバタフライで優勝し、16歳の時にはリオデジャネイロオリンピックに出場、その後も数々の記録を達成してきたそうです。正に生まれながらにして水泳選手になるべき人だったのかもしれませんね。

そんな彼女を病魔が襲ったのが一昨年の2月。人生も、水泳選手生命もまだまだこれから!という時期にこのような宣告を受けるなんて…そんな現実、私には全く想像がつきません。実際に、その時に彼女はSNSで「私自身、未だに信じられなくて混乱しています」と綴ったとされていますが、どれだけのショックを受けたのか…計り知れませんね。

ただこの時、彼女の言葉の中に、「しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」と書かれていたことがとても重要だと言われていました。

なぜ、それが重要なのかと言えば…その時点で自分が置かれている状況を正確に・客観的に把握していたからです。誰しもこのような状況に陥った時、自分のことを冷静に判断することは非常に難しいのではないでしょうか。自分が辛い、悲しい、絶望的である、なぜ自分ばかりが…といったように、悲観的になってしまうことで冷静さを欠き、本当に取るべき正しい行動を見失ってしまう人もきっと多いだろう中で、決して諦めることは無かったと言います。現状を冷静に正確に把握すること…「池江流・頑張れば報われる努力‐その①」は正にここだったのかもしれませんね。

しかし、普通は難しいだろう、この「現状把握」を彼女がやってのけることができたのには、いくつか要因があるようですが…その一つに、「目標を持っていた」ことがあげられます。

後に彼女は、「白血病だとわかった時に、自分は必ずスイマーとして戻ってくると思いました」と語っていますが、あのような状況の中でも目標を持つことを忘れなかったからこそ、その苦しみから何度も立ち上がることができたのかもしれません。2年間に及ぶ治療は相当に辛いものだったでしょうし、時には希望を持てなくなってしまった日もあると思いますが、それでも彼女は諦めなかった。それは、「自分は必ずスイマーとして戻ってくる」と信じて疑わなかったし、その目標があったからこそ乗り越えられたのではないでしょうか?「池江流・頑張れば報われる努力‐その②」は、目標を持つこと…誰にでもできそうで、なかなか難しいことですよね。

そんな池江さんの「頑張れば報われる努力」をヒントに改めて営業という仕事を考えた時、今のやり方や考え方・周囲の環境はどうなのか?何が原因でうまく行かないのか?を改めて冷静に正確に把握して判断することはとても大切です。特に、これだけ世の中の流れや価値観が大きく変化している中で、自社の考え方ややり方を今一度見つめ直すことは重要なのです。

また、営業マンであれば自分の仕事や人生について、経営者であれば自社の望ましい在り方や未来について、明確な目標を持つことはとても重要です。目先の売上ノルマ達成だけではなくて、中長期的なビジョンや会社としての使命感などもしっかりと持っておけば、簡単にくじけることも無いでしょう。

さて、皆様の会社はいかがでしょうか。

頑張れば報われる努力…できていますか?そして、それが本当に報われる仕組みを持っていますか?変化の時代だからこそ、今、見つめ直してみませんか?

 

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