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後継社長に「統合」が求められる理由とは?

SPECIAL

バトン承継コンサルタント

承継イノベーション研究所(株式会社think shift)

代表取締役 

これまで後継経営者を100名以上支援・指導し、自身も後継経営者として実績を出してきた、後継者支援の実績と後継経営者としての経営実務の実績とをあわせ持つ、バトン承継コンサルタント。
後継経営者が「ただ」事業を引き継ぐだけではなく、「自分らしい」経営を行うことで経営の革新を引き起こす、「承継イノベーション」を提唱している。

バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。

プロ野球では、個性的な新監督の就任があり話題が尽きません。

誰もが驚いた北海道日本ハムファイターズの新庄剛志の監督就任。

早くも秋季キャンプで存在感を示しています。

外見もさることながらやる気を引き出す選手への声がけは、ビジネスパーソンも見習うことが多いですね。

愛知県出身の私は、地元ドラゴンズの立浪和義新監督に期待を寄せています。

「茶髪、長髪、ヒゲ禁止」は賛否があるようですが、“外野”の声など気にせず自身の信じる道を突き進んで欲しいと思っています。

“外野”は責任をとってくれません。

責任が取れるのは監督だけ。

監督の個性を全面に出したチームづくりをして欲しいものです。

さて、今日は「統合」について。

渋沢栄一が最も重要視していた一文字

少し前、現在NHKの大河ドラマで描かれている渋沢栄一の玄孫である、渋澤健さんのオンラインセミナーを聞く機会がありました。

その中で最も印象に残っている内容が、渋沢栄一の代表的な考え方の一つである「論語と算盤」について。

渋澤健さんから「この5文字の中で最も栄一が重要視していた一文字はどれか?」という質問がありました。

私は「???」の状態。

間もなくして「論語と算盤をつなぐ【と】である」と教えていただきました。

つまり、道義(論語)だけでもダメ、利益(算盤)だけでもダメということ。

両方を成り立たせてこその事業活動だと理解しました。

二宮尊徳の言葉にも共通するものが…。

『道徳なき経済は犯罪、経済なき道徳は寝言』

双方を高い次元で成立させられる経営者が、社会に絶大なインパクトを与えられるということです。

組織として大きな目的を果たすために

話は変わって、先日の総選挙。

投票日の夜の選挙特番で、爆笑問題の太田光が自民党の反主流派に追いやられている議員に向けて、「意見が合わないなら、自民党を割って出て、新政党をつくったら…」と煽っていました。

総裁選後、冷や飯を食わされているように見える、小石河の面々はそれぞれ「自民党内で議論を尽くして改革の方向性を探る」という類の回答をしていました。

自民党の強さは、このようなところにあるのだと思います。

大きな方向性を維持しながら、各論で意見の違いを徹底的に議論する。

議論のすえ決まったことに対しては圧倒的多数で可決し、実行に移す。

細かい部分で意見が合わないのは当然のこと。

衆参合わせて370名ほどの国会議員がいれば、細部にまで完全に意見が合致することはないはず。

細かい部分の違いを受け止め、組織として大きな目的を果たす、というのは理想的な組織のあり方ではないか。

意見が合わずして自民党を離れた政治家は、自分の主張を押し通すがあまり、どんどん孤立していき、結果として何もできていない現実もあります。

やはり、大きなことを成し遂げるには、一人では限界がある。

組織として、大きな目的、目標を追い続ける必要があると、改めて感じました。

会社経営での「統合」

渋沢栄一の【と】も、自民党の意見の違いを受け止める“器量”も、いずれも「統合」という言葉がピッタリ。

中和とも、足して2で割るというものでもない。

相反するように見える事柄、意見の違いを受け止めて、高い次元で双方を成り立たせることが「統合」ではなかろうか。

会社の経営でも意見の違いの中でより良いものを生み出すには、この「統合」が必要です。

それを主導できるのは、社長しかいない。

こちらをご覧の後継社長の皆さんも、先代との考え方の違い、古参幹部と新興勢力との意見の違いを「統合」して、実行力の高い組織をつくっていきましょう!

 

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