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会員組織活性化のためにリーダーシップを磨け

SPECIAL

会員制・ロイヤル顧客づくりコンサルタント

コーギー・マーケティング株式会社

代表取締役 

自社のブランド価値を高め、高収益体質をつくり出す会員制づくりや、ロイヤル顧客づくりを指導する専門コンサルタント。小売・飲食から旅行、家電、ウェブ通販、サービス企業…など、幅広くロイヤル顧客づくりの指導で定評。

20150923

マネジメントは得意だが、リーダーシップが苦手の経営者

前回のコラムで、

「きれいごとを掲げるにとどまらず、定着するまで愚直に取り組む!」

と提言しました。

きれいごととは、いわゆるビジョンです。顧客は企業のビジョンに共感して、ビジョンに描かれる世界に仲間入りしたいという想いが働き、購入以外の期間も企業の存在を頭の片隅に残してくれます。

しかし、会員組織の活性化、ロイヤル顧客数の増加を目指す経営者にこのビジョンの無いために、無駄な施策の連発になっているのが現状です。ビジョンは、経営者が顧客に対して、従業員に対してリーダーシップを発揮していく中から生まれてきます。

日本の多くの経営者はリーダーシップが苦手です。

多くの経営者は、マネジメント(管理)はしていますが、リーダーシップ(方向付け)がありません。ここで簡単にリーダーシップとマネジメントの違いを説明しておきましょう。

経営戦略には、以下の5つのフローがあります。

ビジョン設定→ミッション設定→戦略立案→施策立案→実行・検証(PDCA

この中で、ビジョン設定から戦略立案が、リーダーシップ(方向付け)の役割。

戦略立案から実行・検証(PDCA)が、マネジメント(管理)の役割です。

各部署からあがってきた業績報告を見てとやかく言うだけ、資金繰りに気を取られているだけでは、マネジメントの役割しか果たしていません。顧客にも、従業員にも、この人に付いて行こうと思われるだけのリーダーシップを築いていください。

 

リーダーは顧客を支援、顧客の参加を求める

リーダーの行動スタイルには、4つのパターンがあります。

・指示型:課題を達成する方法や工程を具体的に示す

・支援型:部下の状態に気遣い・配慮を示す

・参加型:決定を下す前に部下に意見を求め、活用する

・達成志向型:高い目標を示し、部下に努力を求める

 

多くの経営者はリーダーシップというと、達成志向型の行動スタイルをイメージしていますが、部下に努力を求めるだけではなく、具体的に示す指示型もリーダーの役割です。

そして、進捗状況に応じてバランスよく支援型、参加型の行動スタイルを取らなければいけません。

そして、もっと重要なことは、支援型、参加型の行動スタイルは従業員に対してだけではなく、顧客にも取るべきということです。

・顧客の消費生活の状態に気遣い・配慮を示す

・決定を下す前に顧客に意見を求め、活用する

会員組織を活性化し、ロイヤル顧客数を増やすために、経営者が取るべきリーダーとしての行動スタイルをぜひ心掛けてください。

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