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マニュアルの2つの役割と多店舗展開

  フードビジネスの多店舗展開 坂本和彦 SPECIAL
坂本和彦 SPECIAL

フードビジネスの多店舗展開コンサルタント

合同会社フードビジネス多店舗展開研究所 代表 坂本和彦

フードビジネスの多店舗展開に特化した専門コンサルタント。3店舗を越えて本格的なビジネス展開を目指すとき、必ず手を打たなければならない様々な実務に精通。豊かなフードビジネス事業づくりを支援。

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多店舗展開のポイントはなんですか?と聞かれる経営者の方が多いですが、これがポイントですと、一言で言えるものでないことはお分かり頂けると思います。

「強いて言うならば、人の成長スピード以上の出店スピードはないと言ってもいいかもしれません。」と申し上げております。でもそのスピードを加速させる方法があります、それがFCシステムの導入でしょう。

どちらにしても、店舗運営を任せることのできる人財、店長の存在抜きに多店舗化は語れないということです。

実際に、店舗を運営されている経営者であれば、今、最も苦労されている事の一つではないでしょうか。

人が集まらない、とおっしゃっている経営者の皆様の多くは「集まらないように、自ら遠ざけている」ようです。

すなわち、経営者が働いて欲しいと思っている人たちから「あなたのお店、ビジネス」どう見えていますか?働く人たちの心理を考えていますか?

この事に無頓着経営者もいらっしゃるようです。そこで働いてみようと思う人は、必ず店舗を見に来ています。少なくてもお客様として。

経営者もお客様目線でお店を見てみればその答えは出てくるはずです。

働いている従業員の皆様が、楽しそうに働いていますか? 決して時給だけの問題ではないでしょう。

業態によっては決して華やかでない地味なご商売もあります。でもそこで働いている人たちが生き生きと働いているかです。そのための工夫をしているでしょうか。

働きやすい職場で、最大能力を発揮してもらうために多店舗展開の中では「標準化」がポイントです。その、最も大事なものが「マニュアル」とそれを教えるための教育システムです。

マニュアルと聞くと抵抗感を持たれる方を見かけます、悪い事の代名詞「マニュアル的」等気持ちが込められていない事の表現としていわれます。1970年以降日本に洋風フードビジネスの登場で日本の外食は大きく近代化に舵を切りました。日本の外食の夜明けであったと言っても過言ではありません。

私は、経営者の皆様に「マニュアル」経営者自らが作ってくださいとお伝えしています。それは一字一句を作れと言っているのではありません、一つ一つの作業に経営者の想いを入れてください。どんな商品を提供したいのか、どんなサービスをして欲しいのか想いをそこに入れてほしんです。

こうして、作った「マニュアル」は経営者の経営理念の体現そのものであるはずです。大変な作業ですが、できれば従業員の皆様と一緒に作り上げたらいいですね。

みんなで作り上げたマニュアルです。創世記にしかできない事かもしれません。

それでも、マニュアルなんかと言える経営者がいるでしょうか?

みんなで協力しあって作る事で、店舗への会社へのロイヤリティー格段に上昇します。経営者が考えなければいけないのは可能な限りパート・アルバイトさんであっても運営に参画してもらう事です(もちろん支障のない範囲で)。

ところでマニュアルには大きく2つの役割があることをご存知でしょうか?

その一つは標準化単純化する事で誰でも同じように均一な高品質の商品の提供サービスの提供ができる事です。

それと教育の均質化とスピードアップです。これが、近代化の代表です、科学的なビジネスに生まれ変わったわけです。

2つめは、マニュアルは店舗の問題解決の大事なツールだということです。

問題解決において「本来あるべき姿」「現状」との「ギャップ」「問題」です。そのギャップを埋めること問題解決ですと教科書に書いてあります。その本来あるべき姿って何ですか?

実はこれが、マニュアルなんです。マニュアルは店舗での本来あるべき姿を形にしたものです。ですから店舗に問題がと考えるのであればマニュアル現状を比較してみれば問題点は浮き彫りになってくるんです。

あまり意識はされていませんが、これはマニュアルの役割として非常に大事なポイントなんです。

【フードビジネスの多店舗化】 大きな展開を実現させる戦略視点
坂本和彦

フードビジネスの多店舗展開コンサルタント

合同会社フードビジネス多店舗展開研究所代表

坂本和彦

執筆者のWebサイトはこちら http://fmdi-21.com/

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