経営者寿命を延ばすいい方法

 

当社のクライアントに、年齢７０歳過ぎの社長がいます。大変立派な社長で、若いころ苦労をして今の会社を立ち上げました。気が付いてみれば、経営者になって４０年が経ちます。

以前、社長は「もうあと２～３年で引退したい」と考えていました。そのあとは息子に譲るつもりだったのですが、息子はまだまだ一人前になっているとは言えません。経験も苦労も足らないのです。したがって、最近「もう少し自分が頑張らないといけないかもしれない」と考えるようになりました。

そのためコンサルティングの延長を依頼されました。コンサルティングを延長して「もう少し息子の面倒を見てほしい」と考えているようです。

もちろん、今現在でもショールーム営業のノウハウと、それを通じて後継者育成のためのコンサルティングを実施しています。そして、後継者の方もノウハウの実行を通じてショールーム営業のコンテンツを身に付けつつあります。しかし、もう少し時間がかかりそうです。

そもそも、この社長が後継者を伴って当社のセミナーにお越しになった理由です。それはショールーム営業のコンテンツに興味があったのと、後継者である息子を預けられるかを確認したかったからです。

さて、もう少し頑張らねばと思っている社長ですが、年齢が７０歳を超えていますので、年齢的にはそろそろ経営者寿命が近づいていると言えます。当然、年齢が高くなれば、いくら優秀な経営者でも判断力・決断力が鈍るからです。

経営者にとって最も必要な要素は「判断力」「決断力」です。経営的な判断と決断は、経営者にしかできないからです。

経営者が経営的な判断と決断をし、取締役以下がそれを具体的に実施していきます。そう考えてみると、経営者の判断・決断がいかに重要で、もし誤れば会社は衰退していくことが分かるでしょう。したがって、経営者寿命を延ばすことが、会社を発展させる重要なポイントだと言えます。

ビジネスにとって最も大切なものは「時間」です。人や設備や機械はお金で買えますが、時間だけはお金で買えないからです。

しかし、一つだけ買う方法があります。それは「ノウハウ」を買うことです。ノウハウを買うことは、時間を買うことにほかなりません。そして時間を買うことは経営者寿命を延ばすことになります。

ノウハウというものは、自社で身に付けようとすると、長い時間と大きなお金が必要です。しかも確実に身につくかと言うと、その保証はありません。ところが買ってしまえば、短い時間と少ないお金で買うことができます。そして確実に身に付けることができます。

早く確実に身に付けることができれば、それは経営者にとっては、より濃密な時間を経営に使うことになります。

ということは…

「ノウハウを買う＝時間を買う＝経営者寿命を延ばす」

このような等式が成立します。

社長は、ショールーム営業のノウハウばかりだけでなく、後継者育成のためと自分自身の経営者寿命を延ばすために、当社にコンサルティングを依頼しました。少し大げさに言えば、自社の将来を当社に預けたと言えます。

頼られ、預けられた当社としては、期待に応えることが使命です。「できません」とか「無理です」とかでは、ショールーム営業コンサルタントの名が泣きます。粘り強く、諦めずに、一歩一歩進んでいく所存です。

社長は、コンサルタントを活用することにより、ノウハウ、後継者育成、経営者寿命を手に入れました。とてもいい方法だと思います。

ところが、このように考える経営者は少数派です。判断力・決断力のない経営者が多いということです。だから会社が小さいままなのです。

あなたは会社を大きくしたいと思いませんか。経営者寿命を延ばして、もっと濃密なビジネスをしたいと思いませんか？