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「チェーンストア作業指示書のメリットとは?」

SPECIAL

個店力最大化コンサルタント

株式会社 レイブンコンサルティング

代表取締役 

儲かるチェーン店をつくっていくには、時代はいま、「画一化」から「個店力最大化」へと変わっている! 多店舗展開するスケールメリットと、一店一店の魅力を強くして収益力を圧倒的に強くしていく実務とは…。

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「今までは人が辞めた人数だけ採用できていました。最近は時給を 上げても集まらないのです」とチェーンストア経営者からのご相談です。

----------「無理して集めなくてもいいんです、作業指示書の先で起こるコトを明確にしておくことです」とお伝えしています。

今やっているお店の作業は、本当に利益となっている作業なのか?実際に調べていくと次々と見えてくることがあります。

例えば、商品管理を担当するパートさんの作業を調べてみますと、荷受と検品作業となります。しかし、トラックの入荷は朝から晩まで連続してくるわけでないので、その合い間の時間は個人任せになっています。

かつては直接納品が多く、大量の伝票入力作業があり、そのなごりで商品管理に人を置いていました。

今は電子化が進んでいるため伝票入力は少なく、ゼロ値下げ検品と用度品の発注入力が主で、あとは普段遅れ気味の仕事をやったり、上司の指示作業をやって、売場や事務所の下請け的な作業をやってることがわかりました。そこで、作業を売場と事務所に移管し、業務統合をしていきました。

一つ一つの作業をガラス張りにすることで、お金を使うだけの作業を省力化し、お金を生む作業にその人時を振り替えていくようにしていくのです。今は、採用難、ライフスタイルの変化を理由に営業時間の縮小を打ち出す大手チェーンストアが多いのですが、

一方ではコンビ二はそのまま営業してますし、ドラッグは営業時間を延ばしてきています。なぜ、スーパーだけが縮小するのかといいますと、高コスト体質のチェーンが一過性コストを引き下げるためといえます。

スーパーマーケットの夜間が売れないのではなくて、お客様のことを考えた売れる体制をつくっていないことに全く気づいていないのです。

実際に、チェーンストアの社長自らが、深夜から早朝まで自社チェーンとコンビ二を比較して巡回視察すれば、なぜコンビ二が売れてるのかその違いがわかるはずです。平均的なコンビ二の日商力を55万とすれば、一軒コンビ二が出店してくると、年間2億円の売上が無くなることになります。

気がつくと、お店の周りに5~7つものコンビ二が出店していたなんてことは、よくあることで、もし7つのコンビ二が出店してきますと年商14億で、スーパー1店舗が出現したのと同じ状態となります。

いやいや、夜間、お客様の役に立っているコンビ二のほうが、勢いはあるかもしれません。そもそも、チェーンストアであれば、店舗規模も人材も自社一元管理できているわけで、コンビ二よりも優位に戦えるはずが、お役所のような縦割り組織のため、それができません。

また、長年、店内人事ローテーションをしていませんから労働意欲は低下する一方です。作業指示書を提示して、必要な時間帯をハッキリさせたうえで、パート社員の人事ローテーションをかけていくことで、運営体制の硬直化を防止していきます。

そこで、大事なことは、前出のような昼間の仕事がなくなってしまった人に 「夜に働きませんか?」と聴いてみることです。

えー!そんなこと聞いたら、一気にパートさんに辞められてしまい、収集がつかなくなるのでは・・・などとビビッて、行動しない店長集団では、人は集めることはできません。社内を見渡してみれば、お子さんが手がかからなくなったら、夜でもいいとう方も大勢います。

大事なことは、様々な売場を経験することで、一人一人が仕事のやりがいを感じてもらうことです。実際に、このパートさんは、昼間から深夜の勤務に変わって働いていただいております。

「深夜はやることが決まっているために 作業のムダが無く、本当に楽しい、異動してよかったです。」と活き活きと働いてくれています。店舗改革プロジェクトでは、こうして店舗作業ムダを生きたお金に変えるチェーンオペレーション体制をつくるコトが使命となります。

このプロジェクトで、夜間の働き方の楽しさや、新しい仕事の発見の魅力づくりが出来てきますと、昼間の売上が安定し、社員のやる気が高まります。

人集めは 昔のように時給や職種を伝えるのではなく、その先にある「自分を活かしてくれる楽しい職場がある」というコトを伝えることで、人財が関心を寄せてきます。

スマートフォン、SNSの時代全盛期だからこそ、口コミは想像以上に早く伝わります。

さて、貴社の経営では、作業指示書と先にあるコトを伝える武器が活かされてますか。

 
 今日も 最後までお読みいただきありがとうございました。

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