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なぜ指示待ち社員が増えてしまうのか?

  出前・宅配 牧泰嗣 SPECIAL
牧泰嗣 SPECIAL

出前・宅配コンサルタント

有限会社マクウェル 代表 牧泰嗣

指導歴12年。これまでに118店舗で実績を上げてきた辣腕コンサルタント。各会社、店舗の状況にあわせ、確実に収益の上がるオリジナルの出前・宅配ビジネスづくりを指導。

第66回

「またパクられてますよ、うちのチラシ!」とコンサル先の社長から怒りの連絡をいただきました。

社長と共に一生懸命に考え、練りに練ったチラシをマネされるのはとても残念ですし、パクッた相手には哀れさすら感じます。

他社で当たったチラシをパクって売れればこんな楽なことはありませんが、本当にそれで売れるのでしょうか?

店の魅力や特長、歴史や地域性などそれぞれに違いがありますから、パクッたからといって売れるとは限りません。

しかし、ときには当たってしまうことがあり、一回でも当たってしまうとクセになってしまいます。それで会社やお店は長きにわたって繁栄出来るかといえば非常に疑問です。

知人で営業コンサルタントをしておられる藤富先生のコラムにも、同じようなことが書いてあり、まさに我が意を得たりの思いでした。

チラシ1つ作るにしても、頭をフル回転しながら考えて作ります。

なぜその位置にその商品が来るのか、なぜこのコピーを使っているのか、どうしてこの色にしたのかなど、全てが考えた末の結果ですから、そこには必ず理由があります。

だから良くても悪くても結果が出たときに、その理由の検討ができ、次につながる企画も生まれてくるのです。

パクるということは何も考えていない訳ですから、結果がよければ次もどこかの成功例をパクってきます。

結果が悪ければ「何だ、売れないじゃないか!」と思うだけで、なぜ売れなかったのかを考えることなく、またどこかにいいアイデアが転がっていないかと探し回るだけです。

こんなことをしていたら本当に考えることをしなくなります。

社長をはじめ経営幹部の重要な仕事は考えることです。どのようにしたら、会社や店が発展し続けていけるのか、そのために何をやっていくべきなのかを、考えるのが経営者です。

考えることは楽なことではありません。いくら考えても答えが導き出せないこともあります。それでも考え続けるのか経営者です。

それに比べれば、パクることは何て楽なんでしょう。さて、パクることが習慣化してしまえば会社や店はどうなってしまうでしょうか?楽を覚えてしまった経営幹部は考えることを放棄してしまいます。これは仕事をしていないのと同じことです。

さらに悪いことには、上司が考えない以上、部下も考えることを止めてしまいます。もしも、部下が考えた上で行動して、失敗したらどうなるでしょう?

なぜパクったのかを考えてみれば、すぐにその答えはわかります。パクったのは結果が欲しかったからです。

そのため、どんなに部下が考えたとしても思考の過程を評価されるはずもなく、結果だけでしか判断をされません。

そんなことが続けば誰も考えて動こうとはしません。上司から指示されたことだけをやっていれば、とても楽ですし、叱られることもありません。

もし、それが失敗しても「上司の指示通りにやりました」と言い訳もできます。しかし、結果が出なければ「もっと自分で考えてやれよ」と考えることを放棄した上司から叱責されては、優秀な部下はどんどん辞めていってしまいます。

これでは、会社や店が成長をするわけはありません。そして、そのことに気付いていなければ経営者が変わることが出来ずに、組織はどんどん劣化していきます。

業績のいい会社や店を参考にすることはいいのですが、なぜ繁盛しているのかをその根本を考えることが重要です。

会社や店の成長のために、考えて考え抜いてこそ経営幹部です。それを部下はしっかりみています。

【出前・宅配の視点】これから儲かる「お届けビジネス」のポイント
牧泰嗣

出前・宅配コンサルタント

有限会社マクウェル代表

牧泰嗣

執筆者のWebサイトはこちら http://dtbc.jp/

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